だんだのブログ

なんかすごいかもしれない

2軍野手陣の現状と展望

どうも、謎マウントニキの対応に追われていましただんだです。

 

 

早速ですが宣伝させてください。先日、今季初のTwitter仮想ドラフト、#GWD_2019の開催が発表されました。

 

 

 

 

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおお△○※☆&%$□…やったぜ。

 

楽天陣営は雑用の僕と、サポーターのバニラモナカジャバリブラッシュ(@zombie0010)さん、野球好き40(@ygz_D40)さん、チタン(@__Ti22)さん、Headphone(@KoreHa_UserName)さんの計5名で活動していきます。

 

開催がつい最近決まったこともありバタバタしている為、指名内容はまだ決まっていませんが、納得出来る良い指名になるよう頑張ります。どうぞお楽しみあれ。

 

 

なんか田澤指名するなとか言われてるみたいですが、今年は普通に指名しますよ! ◇たぶん。 

 

 

 

さて本題に。開幕から1ヶ月。一時は単独首位に躍り出る等、開幕ダッシュ"は"成功した楽天イーグルス。しかし最近は投打が噛み合わないことも目立ってきており、選手の入れ替えを求める声も多く聞こえるようになってきました。やはりキレweekはとんでもなかった。

 

久しぶりの投稿となる今回は、その待望されている2軍野手陣の現状、そして起用から見えてきた展望について書いていきたいと思います。

 



英才教育の影響を受ける捕手陣

1軍では永遠の0(2019年のすがた)こと嶋の盗塁阻止率が問題として挙げられる等、ファンから最も入れ替えの要望が出たのが捕手。つい最近嶋の骨挫傷の影響で山下斐紹が昇格しましたが、守備を重視する方からは不満の声も出ました。

f:id:pokoda514:20190430021309p:plain

そんな捕手ですが、今年はドラ2ルーキーの太田光が全28試合中18試合(途中出場含む)でマスクを被っています。昨年最も多くマスクを被った堀内謙伍が全119試合中52試合と全体の半分も満たしていないことを考えると、全体の6割以上でマスクを被っている太田は意図して英才教育を施されていると見ていいでしょう。また、次期正捕手に1番近い存在と言えそうです。

しかし当然のことですが、太田に出場機会を与えていることで、先日昇格した山下や昨季2軍で正捕手を務めた堀内等、他の捕手に皺寄せがきているというのもまた事実。特に堀内はその影響をモロに受けており、今のところ9試合のみと、全体の1/3以下まで出場が減っています。昨季終盤やU-23での活躍で期待されるのではないかと思っていたので、正直この結果は意外でした。

ではキーマンとして挙げた彼らの差は何か。勿論、指名順位も少なからず関係してくることでしょう。ですが個人的に、1番大きいのは打撃力だと考えています。太田が2割後半をキープしているのに対し、堀内は2割がやっとで長打も出ていません。
堀内はプロでの経験や守備の安定感で太田を上回っています。しかし、嶋の後釜や次期正捕手の育成が急務である今、どちらが早く「正捕手」に定着するかということを考えたときに打撃力は大きな要素と言えます。今の足立がその最たる例です。守りが良くても、ある程度打てなければ正捕手として任せることは出来ない。その点で大きくリードしている太田が優先的に使われるのは当然のこと。堀内は勿論、他の捕手にとっても、この差をどう埋めるかが今後の鍵となってくるでしょう。

 

 

プロスペクト西巻賢二の2年目

昨季91試合に出場し、主にショートを守りながら打率.253、OPS.702と好成績をマークした西巻賢二。ドラ6の高卒ルーキーであること、打撃よりも守備での評価が高かったことから考えると良い意味での想定外。楽天一の有望株として期待されました。

その西巻ですが、今季は出場した25試合中22試合で守備に就く等、主にセカンドを守っています。あれだけショートとして起用され、次期ショート候補筆頭とも言われた西巻が何故セカンドに回ったのか。それには守備面の理由があると推測されます。
高校時代から定評のあった軽快な守備は、彼の持ち味の1つとされてきました。しかし昨季1軍を経験した際、1歩目の遅さと肩の弱さが露呈。広い守備範囲と深い位置からでも刺せる肩が必要なショートとしては、まだまだ1軍レベルには達していないことが判明しました。一方、より一塁に近いセカンドでは素早い送球動作と球際への強さを見せ、好守備を連発。適正の高さを見せたことから、セカンドとして育てるというプランに切り替えたと思われます。

昨季との違いで1番目立つのはやはり打撃成績でしょう。今季はここまで1割台と低調。心配する声も聞こえてきますが、バットを長く持ってフルスイングするというバッティングスタイルやフォームは変わっていません。不振に陥った理由としては、昨季のU-23からシーズン前に死球を当てられすぎたことが挙げられます。打席に立った際、死球の残像がどうしても頭から離れず、少し前まで何の変哲もない真ん中高めでも仰け反っていました。最近になって漸く消えてきたようで、徐々にバッティングの状態は上がってきている為、そのうち成績も付いてくる筈です。

また、守備の安定感が全く違います。セカンドで好プレーを見せ続けている西巻ですが、計22個とエラーも目立った昨季と違い、今季はここまでエラーがありません。プロの打球に慣れてきたことも含め、目立たないながらも守備面で更に成長を遂げているのはポジ要素の1つ。

これからは慣れ親しんだショートではなく、自分の能力を最大限発揮出来るセカンドとして。少しずつではありますが、浅村の後釜としての道を歩み始めています。

 

 

本命のいないショート事情

西巻のセカンド転向により空いたショート。つい最近まで村林も1軍にいた為、誰を起用するか気になっていたポジションの1つです。蓋を開けてみると中心として起用されているのは山﨑剛。続いて孫こと渡邊佳明。ショートで期待しているというのもあるかもしれませんが、どちらかといえばバックアップとしての準備、戦力の底上げが本職ではない彼らを起用する狙いでしょう。

今季、1軍では茂木栄五郎が不動のレギュラーとして君臨している他、浅村の加入によりスーパーサブになった藤田一也がショートとしてプレーしています。その壁は分厚く、もし茂木が怪我した場合は大きな戦力ダウンに繋がるという話を以前の記事でしました。その際、藤田がそのまま起用することが予想されますが、いくら守備の名手と言われようと今季37歳のベテラン。連続で起用するとパフォーマンスが下がることも分かっています。そこで少しでも戦力ダウンを抑える為、バックアップとして彼らの育成を進めているというわけです。

ただ、山﨑や孫が控えの域を抜けられるかどうかというのはまた別の話。ショートのレギュラーを問題なく任せられるようになるかというとどうしても疑問符がつきます。ドラフトの話になってしまうので今回は詳しく書きませんが、早いうちに、彼らとは別にショートを任せられる"本命の"素材は必要になってきそうです。

 

 

プロスペクトを獲得しなかったサード

育てたい選手がいないにも拘らずドラフトでプロスペクトを獲得しなかった為、誰を起用するんだと言われ続けてきたのがこのサード。では実際のところどうなっているのでしょうか。

f:id:pokoda514:20190429224029p:plain

こちらは今季、サードスタメンで起用された回数です。プロスペクトがおらず、育てる対象となる選手がいなくなった影響はこのように現れました。これだけ見ると松本京志郎が優先して起用されており、それ以外はある程度均等に分配されているという印象です。実際のところ、松本は途中交代が多くなっており、このグラフよりも更に均等に割り振られていると考えていただいて構いません。

昨年高校生サードを獲得しなかった理由としては、茂木のコンバート案や内田が関係していると思われます。いずれも若くまだまだプレーできる年齢のため、この状態でプロスペクトを獲ってもちょうど良く入れ替われず、重なってしまう可能性があると判断したのではないでしょうか。そう考えると昨年のドラフトでサードのプロスペクトを指名しなかった理由も納得は出来ます。

ですが、いつまでもそうは言っていられません。現状の起用法では若手から調整の為のベテランまで、様々な選手にサード守備を経験させ、打席を与えられるというポジポジした見方も出来ます。しかし、結局これがどう繋がっていくのかというビジョンは見えないままであり、どうしてもどっちつかず、中途半端になってしまっている感は否めません。

ショートにも同じことが言えますが、本当に育てて1軍戦力、レギュラー級にしたいのであれば早めにメインで育てられる若手を獲得し、その選手を英才教育するべきでしょう。

 

 

若きゴリラ、内田靖人の外野起用の真意とは

1軍での銀次の成績不振もあり、ファンから昇格の要望が最も高い選手の1人であるゴリラこと内田靖人。昨季は生え抜き右打者初の2桁本塁打を達成し飛躍の年となりましたが、石井GMの考えからか、今季は開幕から2軍暮らしが続いています。

今回取り上げたいのは、先日思わず疑ってしまった内田の外野起用について。昨季は色々あって途中からショートに回るということもありましたが、それとは全く別で、間違いなく意味のあるもの。これまで7試合で外野の守備に就き、補殺まで記録している内田。彼が外野で起用されている理由は2つ考えられます。

1つは1軍の外野陣の影響。今季は島内宏明田中和基オコエ瑠偉辰己涼介らの競争がキャンプから続けられ、創設以来最高の外野陣とポジってきました。開幕直後まではその争いも続きましたが、少し経って辰己が調整の為降格。和基も台湾での怪我の影響か本来のパフォーマンスを発揮出来ていない等、中々上手くいかない状況が続いています。そこで肩が強く、内野では起用の幅が限られる内田を外野として起用し、持ち前の打撃を活かそうというプランが組まれたのだと考えます。

もう1つは内田本人がこれから生き残る為。こちらの方が可能性としては高いかもしれません。彼の主戦場は皆さん知っての通り、本来ファーストとサード。外国人が起用されたり、ベテランが回ってきたりと何かと競争相手が多くなるポジションとなっています。
今季、1軍では茂木栄五郎がサードで出場することが多くなっています。昨年からファンの間でも待望されていたサードコンバートというのも現実的となり、近い将来それが実現されることでしょう。また、不動の3番セカンドである浅村栄斗も、ファーストに回る日が間違いなくやってきます。彼の場合、膝ボロを考慮するとそれが早まる可能性も十分あります。
そうなってくると内田の居場所は全くなくなり、スタメン出場の機会は限られてしまいます。それを防ぐ為、今のうちに外野をこなしておくことで来るべき時に備えたり、そのままコンバートして強打の外野手としての位置を確立しようという魂胆があるかもしれません。楽天待望の和製大砲である彼が今後、どういう成長を見せていくのか。打撃は勿論、守備位置からも目が離せません。

 

 

奮起が期待される選手達

ここではおまけ程度に、2軍の中で立場が奪われつつある選手、もっと成績を残して欲しい選手を取り上げていきます。

 

先ず1人目は今江年晶。昨季は4年ぶりの規定打席到達、5年ぶりの2桁本塁打を記録したものの、75%減となる5000万円で契約を結びました。今季はファースト、サードでの併用や代打での活躍が期待されましたが、眼球中心性漿液性脈絡網膜症と診断を受け出遅れました。

今江本人によると症状は良化したとのことですが、現時点での成績は打率.194、OPS.490と本来の状態には程遠く、キャンプから出遅れたこと、右目の不調は間違いなく響いていそうです。昨季の75%減から、チームにとってそこまで大きな存在であると見られていない可能性もあり、もしこのままの成績でシーズンを終えることになれば来季の契約は保証出来ません。現在1軍では右の代打がいない為、出来るだけ早く調子を戻し、頼れる男の姿をまた見せてほしいところです。

 

 

2人目はルイス・ヒメネス。テスト入団から支配下登録まで漕ぎ着けた、コンタクト力が売りで、守備の上手い外国人野手。ブラッシュ、ウィーラーのバックアッパーとしての獲得でした。キャンプでは謎の外国人として、様々な憶測が飛んだのは今となっては懐かしい思い出です。

そんなヒメネスですが、現時点での成績はまさかの打率.200、OPS.573。守備面では今のところエラーなしと安定感を見せており、確かに守備は上手いと言っていいでしょう。しかし、この打撃成績では何のために来たのか、誰のバックアップなのかすら分かりません。他の日本人野手の出場機会を削っている分、マイナスとも言えます。このままでは本当に無駄な投資となってしまう為、そう判断される前に実力を見せてもらいたいところ。

 

 

最後となる3人目は岩見雅紀。清宮や村上を外したことで指名に踏み切った六大学屈指のスラッガー。昨季は2軍でこそ14本のHRを残し打率.284、OPS.828という好成績を残したものの、1軍では直球とボールになる変化球に翻弄され24打数無安打とからっきし。

今季、岩見は苦しむ1年になるかもしれません。守備面では、てっきりファーストで起用されるとばかり思っていましたが、出場機会を考え外野としての出場を決意。今のところエラーもなく、昨季より守備は良くなっている印象です。そこまではいいのですが、ファーストだけでなくDHでの出場がなくなったことや他の選手との兼ね合いもあり、明らかに出場機会が減っています。

打撃面ですが、三振率は昨季の29.7%から26%と若干良化しているものの打率.200、OPS.679と昨季の数字とかけ離れており、苦しんでいます。彼は打撃で勝負しなければいけない選手であるため、こんなところで燻っていられても困るのですが、今のところ限られた出場機会の中でのアピールが上手くいっていません。

何が原因で不振に陥っているのか分からないのでああしろこうしろとは言えませんが、ここから優遇もされない立場になってきます。影を潜めている本来の実力を発揮し、早めに結果を残さなければヤバいという危機感を持ってプレーしてほしいですね。

 

 

 

まとめ

育成面からみたとき、育てたい選手がいるポジションではその選手を固定して起用しています。しかしそういった選手のいない、或いは足りないサード、外野は開幕から併用が続いており、出場機会を分け与える場であったり、育成選手を起用することが多くなっています。これは1軍の選手層から後回しになっている影響があるのでしょう。

しかし本文中にも書いた通り、いつまでも後回しにしておくわけにもいきません。その為、特に内野手(ショート、サード)は今年か来年、兎に角近いうちにプロスペクトを獲得し、次世代に備えておくことが必要と言えそうです。

 

開幕から1ヶ月。1軍だけでなくファームでも様々な動きがあり、その中でいくつかを紹介してきました。今後も試合を重ねていく中で、重点的に起用されている選手、併用されている選手がどのような成長を見せてくれるのか。令和に誰が台頭し、上の舞台で活躍してくるのか。選手達が我々の想定を超えてくれることを楽しみにして、今回の締めとします。

 

 

 

 

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

(曲紹介入れなくて)すまんな。

 

こんな記事を仮想ドラフトの前に出していいのかと聞かれたら正直ダメやろなぁ…怒られそうなんですけどね。はい。まあどちらにしろ他球団の方もどうせ分析してくるだろうし、楽天陣営の皆さんは優しいからええやろ(適当)

今回は期間が短いことからサポーターを募集できませんでしたが、やってみたいという方はオコエ掛け頂ければ次の機会にでも。指名の方ですが、ワクワクして待っていただけるとうれしみを感じずにはいられません。予想なんかも面白いですので、興味のある方は是非。

 

GWDは5/5(日)やぞ!!!

 

では今回はこの辺で。