2019ドラフトについて
どうも。見る側の精神をすり減らすことに定評のあるだんだです。
今回は先日行われた2019ドラフトについて書いていくわけですが、ドラフトと言えば去年の記事が懐かしく思えてきます。
…待てよ?
去年も書いたということは、つまりブログを始めてから1年ということ。
つまり。
「このクソブログが1年も続いた」
ということ。
え、マジ?
サボり更新頻度落としながらとはいえ1年も書いちゃったんですか?
いやほんとに、意味が分からない。何故続いてしまったのか。
でも続けた影響からか(関係ない)、この1年でnoteなどでブログを書く人が急増したように思えます。他の方の記事を見るたびに自分が書いた文の拙さに絶望する為、このままブログを続けることは
そしてついに、楽天にも有望なブロガー(notコーヒー)が。
ああっと、これは負けた。もうだめだ。完全に世代交代の時期。楽天ファンにもプロスペクトが続々と出てきて、下からの突き上げが半端ではない。素晴らしい。心置きなく引退できる。
更に、我等がGMまで復活。
次回、
「だんだ、ブログやめるってよ」
乞うご期待。
さてお待ちかねの本題に。
やはりドラフトに関しては楽天ファンのブロガーさんやそこら辺の雑誌には負けたくない定期。
少なくとも先日投稿していた某コー(ry
なお。もうGMに負けた模様。
ということで(?)、昨年と同じく選手ごとに解説や余談も交えながら、巫山戯つつ書いていきます。短いところに関しては決して、決してめんどくさいとかいうことではないので、情報が少ないんだなと察して頂けると助かります。
ただ、全体でいうとまあまあ長くなってしまうので…
嘘です。ごめんなさい。過去最高の文字数を更新しました。
いま時間がないなら絶対に読もうとしないでくださいブログが長すぎてほぼ100パーセントその場では読み終わりません。
正直、まとまりなんてない。読みやすさより物量というブロガーあるまじき行動をとってしまいました。ということでコーヒーでも飲みながら、楽な気持ちで見ていただければ。是非楽しんでいってね!
こんな感じで進んでいくので、「嫌だ」「なんだこいつ」と感じた非常に鋭敏な方、またこのノリが嫌いな方は速やかにそっとブラウザバックを推奨致します。
では目次。
指名選手まとめ
最初は指名選手の紹介から。知ってるよという方はすっ飛ばしていただいても結構です。では参りましょう。
1位 小深田大翔
・選手動画
小深田大翔 遊撃手
— おくら (@okura_NHSBC) September 25, 2019
(近畿大学→大阪ガス)
168cmと小柄ながら昨夏の都市対抗でHRを放った俊足巧打の内野手
一塁到達タイム3.7秒台を計測する脚力にフットワークを活かした堅守が光る pic.twitter.com/QOlKWWnvkh
・選手解説
2019ドラフト即戦力No.1ショート。社会人日本代表のレギュラー。昨年の都市対抗ではルーキーながら打率.300、1本、3盗塁を記録し優勝に貢献。新人賞にあたる若獅子賞にも輝いた。
基本的にはシュアな打撃を見せるが、小柄ながら振り切ることで、甘い球はスタンドまで持っていくパンチ力も併せ持つ。そして1塁到達3秒台を記録し盗塁も出来る俊足、決して派手ではないものの、初動が速く細かいステップで軽快に打球を捌く守備と、3拍子揃った選手。勿論、カットや小技も出来る。
ショートだけでなくセカンド、サードもそつなくこなせるユーティリティ性も持ち味の1つ。あらゆる場面での起用が想定可能な、使い勝手がよくどの球団でも1人は欲しいタイプで、内野の層は間違いなく厚くなる。
大学時代に「日本一のデモンストレーター」としてバトスタに出演していたのは有名な話で、覚えている方も少なくないのでは?
選手タイプ:福田周平(オリ)
・スカウトコメント
担当スカウト:愛敬尚史
走攻守揃った選手。ショート、セカンドの二遊間を守ってほしい。どこでも守れるユーティリティープレーヤーとして期待しています。
将来はチームの中心となる選手。足が持ち味の選手なので、グラウンドを駆け巡ってほしい。
・雑感
「あ!?!?1位小深田ァ!?!?!?!?!?!?」
2年連続2度目の大合唱。そう、今年も楽天陣営で集まり、Skypeで通話をしていたのである。
ワイも「指名されたら嬉しい10人」に入れてはいたものの、1位とは。流石の楽天陣営もこれはびっくり。いや、びっくりどころの話ではない。事実、しばらく平静を保てなかった。
仮想ドラフトでは高くても3位で、実際もあって2位だと思っていたことから出た叫び。参加していた身からすれば当然といえば当然の反応と言えよう。
小深田の指名に関しては総評で更に詳しく書くので、是非そちらを、、、
※ここから先は読者登録してくださったあなたへ!
・期待する成績
注目度はそこまで高くなかったとはいえ、彼は即戦力No.1ショート。
彼の1位指名には、茂木を退けてでもショートとして使うというメッセージも込められていると思うので、是非レギュラーに定着してもらいたい。
期待値:130試合 打率.260 3本 30盗塁
2位 黒川史陽
・選手動画
黒川史陽③ 内野手
— おくら (@okura_NHSBC) October 3, 2019
(泉州阪堺ボーイズ→智辯和歌山)
木製バットを使用して臨んだいきいき茨城ゆめ国体2019
全安打集含むバッティング
+ショートでのフィールディング集
奥川から2安打を放つなど2試合で打率.778(9打数7安打)をマーク pic.twitter.com/cqml8VRrxV
・選手解説
世代の左打者ではトップクラスの素材。1年夏から5季連続の甲子園に導いた。中谷監督に「智辯和歌山史上最高の主将」と称されるほどキャプテンシーに溢れた選手。イケメン。
バットコントロール、コンタクト力が最大の売り。それでいて長打も併せ持つ、柔らかく広角に飛ばすバッティングが特長で、打率3割常連も十分目指せる逸材。そして選球眼もよく、甲子園通算で10個の四球を積み重ねた。
「相手の投球を利用して打つ」という木製バットで打つコツを見出し、それをテーマに掲げ臨んだ国体では打率.778(9-7)を記録。既に木製に対応しており、1年目から2軍で結果を残すことだろう。
50m6.2秒で足はそこまで目立たないが、走塁が上手く、ベースランニングが非常に速いのはあまり知られていない。見ていない方は上記の動画(仙台育英戦の2塁打)を是非。
守備に関してはプロでセカンドを守れるかは分からないものの、自ら声をかけることでJK(準備・確認)を徹底しているのはとても良い。
また、意識が非常に高い選手で、誰よりも努力できる所謂「努力の天才」であり、夜遅くまで1人で練習している「練習の虫」でもある為、意識やキャプテンシーに関しては楽天史上最高とも言える。知れば知るほど、推せる。そんな選手。
・スカウトコメント
担当スカウト:愛敬尚史
浅村選手の後継者として期待できる選手です。
キャプテンシーがあり、技術でも、技術以外でも、全ての面でチームを引っ張れるタイプです。
・雑感
待望のプロスペクトの時間だあああああああああああ
あくまで現時点での話だが、楽天ファンに最もポジられている選手の1人ではないだろうか。2年ぶりの高校生野手、そしてオコエ以来となる上位での指名。内野手に絞ると内田以来、実に6年ぶり。ウッソだろ。
正直な話、2位は少し高いかなとも思った。ただ、世代トップクラスの打撃センスを持っていることは確かで、ポジポジポイントである。
彼はコンタクト力があるが長打がないわけでも、その逆でもない。高いコンタクト力を持ちながら広角に長打も打てるという、少なくとも高校生野手では今まで指名したことのないタイプ。
高校に入り打撃フォームを改良し続けてきたが、国体ではかなり良くなっており、それもあってか好成績を残せたのは好材料。既に木製バットにも対応していることから、プロの球に慣れてさえくればすぐにでも結果を残せるはず。
愛敬スカウト曰く「浅村の後釜」とのことで、セカンドとして評価しているからこその2位指名といったところ。将来的にはサードを守ってる気もするが、1軍でも守れるように奈良原さんに鍛えてもらおう。
技術的要素は勿論なのだが、個人的には、楽天野手で歴代最高クラスの意識の高さ、そして練習の虫であるという点が彼最大の武器だと思っている。
どのくらい練習していたかというと、実家がバッティングセンターであり、中学時代は1日1000球打ち、3000スイングをこなす程。智弁和歌山でもその姿勢は変わらず、中谷監督曰く「帰れというまで帰らず、帰ってもバットを振っている」。
先日のRakuten.fmで話していたが、愛敬スカウト曰く「練習しすぎて甲子園前に手首を傷めた」らしい。
この選手みたいになってしまう可能性もあるので、誰かストッパーを付けないといけないかもしれない。いや付けて。
・期待する成績
彼には将来中軸を担ってもらわなければいけないので、来季は1年通して2軍レギュラーとして固定起用してほしい。
期待値:2軍で400打席、打率.270、OPS.700
3位 津留﨑大成
投手 慶應義塾大
・選手動画
<プロ志望届提出>
— BIG6.TV (@big6_tv) October 12, 2019
慶應義塾大学・津留﨑 大成(④慶應)
春から無失点ピッチングを続けている筋肉リリーバー。150キロの直球とカットボールで打者に的を絞らせない。
トミージョン手術から復活し進化を遂げた不屈の右腕でもある。
選手のタイプ:一岡竜司(広島)#big6tv #六大学野球 pic.twitter.com/z0UaZNTxpQ
・選手紹介
会見で見せた涙に心惹かれた方も多いのではないだろうか。イケメン。
高校時代にトミージョン手術を経験済みで、筋トレとフォーム改造により復活、進化を遂げた。色紙に書いた「筋肉は裏切らない」の言葉通り、無類の筋トレ好きで、大の筋肉教。「筋肉」で覚えよう。
もう既に出回っているが、彼の肉体は惚れ惚れするほど。来年のファン感で脱ぐことが僕の中で決まっている。肉体で差をつけろ。
選手としては常時140後半、最速153km/hを誇る直球を独特なテイクバックから投げ込む即戦力右腕。パワーリリーバーとしての期待がかかる。
直球だけでなく、140キロ前後を記録するスラット、そして同じく140キロ前後の鋭く落ちるスプリットを持つ、所謂「スラットスプリット型」の投手。まだ大学生ながらトレンドを取り入れており、恐らく、というかほぼ間違いなく、1年目から活躍してくれるはず。
選手タイプ:美馬(東京ガスのすがた)
・スカウトコメント
担当スカウト:鷹野史寿
中継ぎ(タイプ)のピッチャーです。まっすぐは150km出る、通年で投球できるので、十分一軍で投げられるピッチャーです。
大学のリーグ戦でやっているそのままを出していただければ、プロでも通用する、すごく期待しています。
バッターに向かっていく気持ちがすごいピッチャーで、性格も素晴らしい選手です。
・雑感
筋肉教の時間だああああああああああああああ
筋肉は神。マジ。
楽天投手陣2人目(1人目は美馬)の筋肉教。楽天投手陣(なんなら野手も)はビルドアップするという文化があまり定着していないので、既存の投手陣にどんどん勧めてほしい。
肝心の実力については、割と真面目に文句なし。動画を見ていただければ分かると思うが、140キロ後半の速球と140キロ前後のスラットスプリットで打者をねじ伏せており、その投球は既にプロレベル。
上記の成績からも見てとれるが、少なくとも大学では手の付けられない投手になっている。正直、3位で指名できたのがラッキーなくらいの投手なのではないか。そのくらいの期待感がこみ上げてきている。
そしてドラフト前から知っていたことだが、やっぱり彼はかっこいいと思う(こなみ)。
・期待する成績
リーグ戦で見せている投球をそのまま出すことが出来れば、すぐにでもAチームで投げられるくらいの実力は持っている。ただトミージョン手術経験者である為、登板間隔は十分に配慮してもらいたいところ。
期待値:30試合、防御率3点台前半
4位 武藤敦貴
外野手 都城東高
・選手動画
都城東!初戦勝利おめでとう㊗️
— 都城東高校野球部ファン (@happy740621881) July 13, 2018
3年のスタメンは、全員ヒット打ったな。やはり、今日の試合の大きな場面は、これやな。武藤敦貴!ツーアウト満塁でバックスクリーンへ❗️ホームラン‼️球場で見たが、鳥肌が立った。 pic.twitter.com/URpm3h69T4
・選手解説
50m6.1秒、投手として最速142km/hを誇る肩があるアスリート系外野手。憧れの選手は柳田(SB)。
身体能力は勿論だが、彼の1番の持ち味はコンタクト力と通算20発を超える長打力を備えた打撃力。
2年までは投手としてプレーしていたが、昨年末に腰の椎間板ヘルニアと診断され、2ヶ月間投球ができなかったことから、打者として力を入れるように。
左投左打であるためポジションの潰しは利かないものの、打撃に関しては利き腕が押し手になるため、打球が伸びるのが彼の特徴のひとつ。
選手タイプ:肩の強い島内(楽天)
・スカウトコメント
担当スカウト:大久保勝也
将来イチロー選手タイプになれるような、三拍子揃った、特に打撃力に特徴のある外野手。
数年後には、先頭を切って楽天イーグルスの次のレギュラーになれる選手です。
・雑感
「4位武藤、ハァ?」とかいうのやめようね(2年連続2回目)
言うな言うな。
そして武藤○貴で頭抱えるのをやめなさい。
正直、指名されて下位~育成だと思っていたので、ここで名を呼ばれたのには驚いた。ドラフト当日のRakuten.fmで言っていたが、「絶対に獲りたかった」選手とのこと。大久保スカウト激推し枠。ちなみに彼の担当初の野手指名だったりする。
以前から言い続けてきたように、楽天はオコエより下の外野手がいなかったことから、高校生外野手は補強ポイントの1つだった。しかし、今年は不作。
あっても育成、或いはコンバート前提だと思っていたが、まさか本職を中位で獲ってくるとは。7球団から注目されていたということで、彼も確実に獲得する為の4位だったのかもしれない。
・期待する成績
理想としては2軍にてセンタースタメンで使い続けてほしいが、179cm71kgと身体が出来ていない為、先ずはそっちを優先しつつ3軍で使い、結果を残せたら上で使うという方針の方がいいかもしれない。
期待値:2軍で150打席
5位 福森耀真
投手 九州産業大
・選手動画
福森耀真④ 最速154㌔右腕
— おくら (@okura_NHSBC) September 14, 2019
(北九州高校→九州産業大)
春のリーグ戦では26回を投げて被安打は僅か9本、防御率は0.69の好成績を残した本格派右腕
スライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップに加え今秋からはSFFを交える pic.twitter.com/rsWaMHslDK
・選手解説
最速154km/hを誇る右腕。先発で常時140前半を叩き出す。完投、連投できるタフさも持ち味。4年春は最優秀防御率、秋はMVP、ベストナインを受賞した。藤川(阪神)に憧れている。
154と聞くと殆どがストレートといった投手を想像するかもしれないが、彼はスライダーやカーブ、チェンジアップといった多彩な変化球を駆使して打ち取ることが出来る、想像するよりもまとまった投手。
ただ、それぞれが空振りを取れるレベルにあるかというと微妙な為、新しく習得したスプリットなどを磨く必要がある。制球に関してはノーコンというほどではないが、バラつきがある。調子にムラがあり、投球の安定感が課題。
プレー以外でも3つの点に注目。
1つ目は強靭な下半身。日頃のトレーニングで作り上げた100cm以上あるという尻は必見。
2つ目は映画が好きという点。お気に入りは「アナと雪の女王」。中でもオラフが好きとのこと。見た目からは想像できないかわいい一面も。
そして最後、プロ選手として1番大切と言ってもいい意識の高さ。自ら意味を考えて練習をし、動画を撮ってフォームを何度も見直す。中学時代から8年間続けているという、びっしり書かれた野球ノートからもマメな性格が滲み出ている。
選手タイプ:松本航(西武)
・スカウトコメント
担当スカウト:大久保勝也
球速150キロを常に投げられる、9イニングまで投げられる馬力がある、タフなピッチャーです。
楽天イーグルスでは試合の後半を安心して任せられる戦力として期待しています。
・雑感
九産大の時間だあああああああああああああああ
というのも、上記のスカウト紹介の記事でも紹介した通り、大久保スカウトの兄は九州産業大の監督。井手を獲得した際に活用されて以来、同大学から2年ぶりの獲得となった。
さて福森についてだが、大学では先発を務めているものの、スカウトコメントを見ると中継ぎで想定している様子。
選手紹介でも書いた通り、彼の変化球はプロでも空振りを取れるレベルにあるかというとまだ微妙。スプリットがどれだけの球なのか気になるところで、この球が完成しプロでも空振りを取れるようになれば、後は楽天お得意のスラットを覚えさせるだけ。
中継ぎ想定をしているのであれば尚更、空振りの取れる変化球は必要不可欠。森原、津留﨑と同じスラットスプリット型の投手になれるポテンシャルは秘めているので、是非変化球を磨いていってほしい。
・期待する成績
中継ぎとしてということであれば、恐らくBチームでの起用が想定される。パワーリリーバーとして楽しみな投手ではあるものの、課題の多くある投手でもある為、最初は2軍で力を付けてからでも遅くはない。
期待値:25イニング
6位 瀧中瞭太
投手 Honda鈴鹿
・選手動画
瀧中瞭太 最速149㌔右腕
— おくら (@okura_NHSBC) October 21, 2019
(龍谷大→Honda鈴鹿) 大卒3年目
持ち球:カットボール、カーブ、チェンジアップ 楽天6位指名 pic.twitter.com/0uP1ExhpSx
・選手解説
最速152km/hを誇る直球が目を惹くが、球威があるだけでなく、変化球も使えて制球も安定しているのが強みの本格派右腕。森原枠。
昨年までは主にリリーバーを務めていたが、まさかの指名漏れ。今年は先発を務め、見事Honda鈴鹿のエースに成長した。
先発時は常時140キロ前半を記録する直球に加え、1番の武器である135キロ前後の切れ味鋭いカット、そしてツーシームを駆使して果敢にインコースを攻め、打たせて取る投球をする。リリーフ時は140キロ後半も出て三振が取れるように。
先発でもリリーフでも計算できる即戦力投手であり便利屋として期待できるが、モップアッパーで様子見しつつといった起用法になるか。
選手タイプ:石橋(楽天)
・スカウトコメント
担当スカウト:山田潤
社会人の舞台で経験豊富。
打者のインコースを思い切ってつける強気なピッチングが持ち味。シュートとカットボールをうまく使って抑え込むピッチャーです。
即戦力としてチームの勝利に貢献する選手として期待しています。
・雑感
「おおおおおおおええやん!!」
ここまで意外や意外な指名が続いていた為、困惑が先行してしまっていた楽天陣営。ここにきて漸く、歓喜の声が上がった。
今年の中では1番「まとも」だったと言えるような指名。森原枠最高や。
彼は昨年のニコ生仮想ドラフトで5位指名しているという縁もあり、楽天陣営からすれば1年越しの獲得となった。
そして瀧中といえばドラフト後に話題となった、あの記事で覚えたという方も多いのではないだろうか。もし知らないという方がいたら是非、見てどうぞ。大物やで。
・期待する成績
恐らく来季1年はモップアッパーとして投げることになるのではないだろうか。6位ではあるがバリバリの即戦力であるため、是非開幕1軍に入ってほしい。
期待値:40イニング
7位 水上桂
捕手 明石商業高
・選手動画
水上桂③ 捕手
— おくら (@okura_NHSBC) October 14, 2019
(三田ヤング→明石商業)
明石商業では2番捕手としてチームを選抜ベスト4、夏の甲子園ベスト4に導いた小柄な捕手
キャッチングやインサイドワーク、再三走者をアウトにした精度の高いスローイングの良さが光りU-18日本代表正捕手の座を掴み取る pic.twitter.com/B7IilHeYIF
・選手解説
今年のU-18代表正捕手。チームをセンバツ、夏の甲子園ともにベスト4に導いた。爽やか系イケメン。
打撃は合わせるのが上手いタイプで高校通算3HRだが、そのうち1本は今夏の甲子園、1本はU-18にて木製でHRを放った。もしかしたら大舞台に強い選手なのかもしれない。
小柄だが、捕手としての総合力が非常に高い選手。インサイドワークは勿論、キャッチングに関しては既にフレーミングを心得ている。2塁送球は1.9秒台でずば抜けた肩の強さを持っているわけではないが、送球精度が抜群に良い。
本人曰く、「制球の良い左腕とバッテリーを組むのが好き」で、オリックス1位の宮城が1番好きな投手とのこと。頭がよく、データが大好きらしい。
・スカウトコメント
担当スカウト:愛敬尚史
体は小さいが、フットワークも良く、キャッチャーとしては今年の候補の中で一番いいキャッチャーです。
(U-18のような)大舞台も経験しているのでチームの中心となって頑張ってもらいたいです。
・雑感
「えっ 今年もこんなところで獲って良いのか!!」
昨年も書いたが、まさか本当におかわりがあるとは思っていなかった。え、マジで入団してくれるんですか?大丈夫?
今まで明石商業から直接プロの世界へ飛び込んだ選手はおらず、入団となれば彼が初の事例になる。
ドラフト界隈の間では完全に大学進学だと思われていたが、期限直前にまさかの志望届提出。名将・狭間監督には止められたそうだが、プロ入りの意志が強かったそう。どこが出し抜いたのかと話題になっていたが、うちだったのだろうか。
今年はイケメン揃いのドラフトになったが、その中でもきってのイケメン。女性ファンから人気が出るのは間違いない。男性ファンからも出そう。
愛敬スカウトが「モテそうだからタオル作らんでいい」と言ってたのは正直笑ってしまった。が、はよ作れ。どんどんグッズ売り上げを増やすんや!!
・期待する成績
来季は3軍中心となる気がするが、実力ある選手なのは間違いない為、幾分かは2軍でも使われるはず。是非左腕とのバッテリーが見たいところだ。
期待値:2軍で30試合
育成1位 江川侑斗
捕手 大分高
・選手動画
江川侑斗③ 捕手
— おくら (@okura_NHSBC) October 13, 2019
(大分中学シニア→大分高校)
S☆1においてドラフトの隠し玉として紹介され野村克也さんからは「捕ってから投げるのが速い 言う事なし」「肩だけでプロへ行ける」と賞された九州No.1キャッチャー pic.twitter.com/EMNUg3YplO
・選手解説
先日のS1で紹介された九州No.1捕手。憧れはノムさんで、誕生日も同じ。
彼の魅力はなんといっても、2塁送球最速1.79秒を誇る強肩。楽天は強肩捕手が少ないため、これだけで勝負出来る。肩だけではなくインサイドワークも評価されており、捕手としての素質が高い。
打撃はコンタクトが上手いタイプで、長打はあまり多くない。
お母さんが美人(関係ない)。
選手タイプ:古賀(ヤクルト)
・スカウトコメント
担当スカウト:大久保勝也
守備力に長けたキャッチャーで、捕ってからのスローは1.8秒台を計測する強肩の持ち主。勉強熱心な性格で、何年後かにレギュラーを狙える選手です。
・雑感
捕手2人獲るんだ…
はい。下位または育成で1人と予想していた為、まさか2人とは。しかも高卒。本格的に3軍作るんだ(■R■)という意思が感じられた指名だった。
楽天には「鉄砲肩」と呼ばれるような選手が石原のみである為、そこだけで勝負できるのが彼の魅力。また石原とは打撃タイプが違う為、差別化も出来るのはGood。
ちなみに、育成での捕手指名は彼が球団史上初。新たな歴史の1ページとなった。
何かネタないのかと探してみたけど、ない。真面目にない。野村ノートを読んで、野村二世と呼ばれるよう頑張ってね。
・期待する成績
完全な3軍要員となるため、2軍での出場があるかどうかすらわからない。あると信じて待とう。3軍の成績とか来季出してくれるかなぁ…
期待値:2軍戦出場
育成2位 小峯新陸
投手 鹿児島城西高
・選手動画
鹿児島大会@市営鴨池
— Nishio Norifumi (@ajihiraita) July 7, 2019
川薩清修館0-20鹿児島城西(5回コールド)
鹿児島城西の小峯新陸は4回から登板し被安打2、無四死球、3奪三振で無失点。今日の最速は138も189cmの長身でバランス良く、素材の良さは一級品。体ができればすぐ140後半は出そうな雰囲気がありました。 pic.twitter.com/E6fzTufurn
・選手解説
189cmから投げ込む最速145km/hの角度ある直球が持ち味の長身投手。
直球オンリーで5回を抑えた試合もあるくらいで、中々の威力を誇る。勿論直球だけではなく、カッターやツーシーム、カーブといった変化球も交える。奪三振率が高い。
今年2月から腰や右肩の故障に悩まされ、復帰したのは夏の大会2週間前。高校ではポテンシャルを存分に発揮することは出来なかったが、まだまだ伸びしろは十分ある。
名前の読み方は「しんり」。
選手タイプ:清宮(楽天)
・スカウトコメント
担当スカウト:大久保勝也
長身から角度のあるストレートを投げ込む。3年後くらいに先発ローテーションの一角に入り込めるのではと思うくらい、大化けする可能性のある投手です。
・雑感
大久保スカウト、躍動。
びっくりした。本当に。
というのも、大久保スカウトが就任して以来、彼が担当している九州・沖縄からは多くて1年に1人しか指名してこなかった。それが今年は4人。真面目に何があったんですかね…
さて小峯くんの話に戻そう。
サイズや素材は本当に素晴らしく、まさに育成というような投手。ここ最近、楽天は長身高卒投手を育成指名することが多くなっており、彼もその枠。
だが、全く結果が出る気配がない。
千葉や清宮を獲得してはいるものの、成長が見られないのが現状。理由としては全くビルドアップしていないからだと思われる。全くというのは言い過ぎかもしれないが、いうて変わりない。
身体が大きくなってないから球速は上がらないし、結果もついてきていない。楽天の高卒投手育成メソッドは…というか野手もだが、トレーニングを軽視しすぎているように思えてしまう。この辺はもう少し改善してほしい。
小峯くんには同じ轍を踏んでほしくないので、本人からトレーニングやビルドアップを重視できればいいのだが…頑張ってハンパない投手になって♡
・期待する成績
彼は体作りメインで、1年目は投げないくらいでも全然いい。が、少しは見たい気持ちもある。 やっぱ来年3軍の成績出してくれないかな。
期待値:2軍初登板
育成3位 山崎真彰
内野手 ハワイ大
・選手動画
With a clutch double play and 3-for-4 hitting, shortstop Maaki Yamazaki was a huge part of the series-opening #HawaiiBSB win at LSU. Looking for another big night against the Tigers, coming up at 2:30 p.m. HT on SECN+: https://t.co/iHJk33NpZD#GoBows pic.twitter.com/6li1n1Sa7D
— Hawaii Baseball (@HawaiiBaseball) March 11, 2018
・選手解説
一部のみで知られていたが、隠し玉(隠せているとは言ってない)として取り上げられ話題になった逆輸入ショート。昨年のハワイ州ドラフトプロスペクト第7位。ハワイ大では2年連続、ベストナインに相当するカンファレンスオールスターに選ばれた。
長打はそこまで多くないが、優れたコンタクト能力で安打を量産する巧打者。直近2年の三振率は6.4%(422打席で27個)と、三振がとても少ない。また選球眼も良く、出塁率を稼げるタイプのアベレージヒッター。
大学では二遊間を守っていたが、スピードや肩が平凡なことを考えるとセカンド向きか。
実は東京学館浦安高校出身であり、GMの後輩。名前は「まあき」と読む。
選手タイプ:渡邊佳明(楽天)
・スカウトコメント
担当スカウト:後関昌彦
特にショートがメインの内野手だが、サードもセカンドも守れ、脚も速い。
日本から飛び出してハワイ大学で4年間野球をやってきたというところではチャレンジ精神も持っている。大人しいけれども、芯の強さを感じる選手。
・雑感
楽天陣営でもやらなかったことを本番で見事にやってのける男、石井一久。
実はこの山崎真彰、今年のサマドラにて楽天陣営も指名候補に挙げていた。
楽天がハワイ大のMakki Yamazakiを指名検討したとの記事について実は楽天陣営がサマドラで指名検討していたという事実を思い出して笑ってる pic.twitter.com/7oDbS0WuWK
— ゆきちな@次は新外国人選手の紹介に移るわよ (@zombie0010) October 16, 2019
正確に言うと指名候補というよりは、昨年の田澤に続くサプライズ指名の検討みたいなもので、半分以上冗談の話。
…だったのだが、我々でもやらなかったことをやったよあのGM。なんだあの人。流石、球場入りしてから上手い棒を10本食べるだけはある(関係ない)。
リーグで金属バットを使用していることを懸念している方もいる様子。日本で使われているものとは違い「飛ばない金属バット」である点や彼のバットコントロールを考えると大丈夫だと思いたいが、対応できるかどうかは蓋を開けてみてになるだろう。
NCAA1部でプレー経験のある日本人選手の中でもトップの成績を残した彼を信じろ。
担当がスカウト部長に昇進したはずの後関スカウトなの見て笑ってるのは内緒。アメリカ見るスカウトなんていないし、押し付けられたのではと邪推しているのも内緒。
・期待する成績
大卒とはいえ来季25歳と若くない為、早々と結果を残すことが求められる。恐らく同じ育成の南や吉持(、西巻)らと争うことになるので、彼らとの競争で勝ち残れるかが鍵。
期待値:2軍で打率.270
育成4位 澤野聖悠
内野手 誉高
・選手動画
澤野聖悠③ 遊撃手
— おくら (@okura_NHSBC) September 22, 2019
(瀬戸シニア→誉高校)
フィジカルの強さが光る遊撃手
高校通算26HR 9/11プロ志望届提出 pic.twitter.com/TiwMAYPl5e
・選手解説
誉高校を初の甲子園に導いた左打ちの大型ショート。中学時代は外野の控えだったが、努力と身体能力でスタメンを勝ち取り、ドラフト候補に上り詰めた選手。
練習試合で7試合連続本塁打を放つなど、通算26発の長打力と柔らかい打撃が持ち味。特に引っ張った打球は強烈。また小技も上手く、意表をついたセーフティバントを見せることも。
守備では50m6.0秒のスピード、そして遠投110mの強肩を活かしたプレーを見せる。本人はショート希望のようだが、プロに入ってからもずっとショートというよりは、サードや外野をやりながら、という起用法になりそう。
名前は「きよはる」と読む。
選手タイプ:宗(オリ)
・スカウトコメント
担当スカウト:山田潤
184cmと大型ですが、ショートとして非常にスピード感がある。ツボにハマればスタンドインさせられる長打力があり、脚が速く、小技もうまく使えるオールラウンドなプレーヤーです。
・雑感
あ、澤野くんだ。
以上。
楽天、オリックスが指名検討しているという情報のあった彼をここで指名。3軍制を敷くにあたり、ライトコ○レスのような悲劇を防ぐ為にも、ショートを守れる選手(鍛えれば何処でも守れそうな選手)は1人でも多くほしかったところ。
甲子園では目立った成績を残せなかったものの、打撃と高い身体能力が売りの大型ショートで、育成としては全然アリな素材。
まだまだ身体が出来ていないがこれだけの身体能力を持っている選手な為、出来てきたらと思うとワクワクが止まらない。楽天が育成でサイズ感、スケールのある野手を獲るのは初。彼が育てば今後この枠が確立かもしれないので、その点も注目したい。
・期待する成績
江川と同じく、1年目はほぼほぼ3軍のはず。とにかく身体作りに専念してもらいたい。
期待値:2軍戦出場
総評
さて長々と選手紹介をしてきたわけだが、お待ち兼ねの(?)総評。ここからは2019ドラフトの狙いについて解説していく。
2019ドラフト2つのテーマとは?
疑問が多かったであろう2019ドラフト。全体の指名をみたとき、テーマとして挙げられるのは「デプス埋め」そして「走塁指標の改善」の2つ。
デプスに関しては最後に纏めるとして、ここでは最も大きな意図が見えた後者について解説していきたい。
背景として、今季の楽天は走塁指標であるUBR(Ultimate Base Running、平均的な走者と比較して盗塁を除く走塁によって、何得点相当チームに貢献したか)で-11.0を叩き出し、12球団最下位だったことが挙げられる。
平石監督解任時に石井GMも語っていた通り、シーズンを通して改善が見られず、このような結果になってしまったことを重要視。安定してAクラス入りし、優勝争いを繰り広げるチームを作る為に、「走塁やバントが苦手」というチーム体質の改善を図った指名となった。
そこで野手の指名に繋がるわけだが、下記の記事を見てほしい。
走塁においては今ドラフトトップクラスである1位の小深田は勿論、50mのタイムこそ突出してはいないものの、走塁技術に関しては上位の実力を持つ黒川もその対象。
その他、4位の武藤、育成3、4位の山崎と澤野もスピードを評価されての指名となっており、走塁指標の改善も考慮して動いていたのは明らかと言えるだろう。
即戦力投手指名から考えられる先発の想定
以前の記事でも書いた通り、楽天は先発「候補」こそ多いものの、質という面でもう1つで、若手も中々芽が出てこない現状がある。その為、今年のドラフトでは1年目から上で投げられるローテ候補を上位で獲得するのではないかと踏んでいた。
…が、支配下で指名した投手の内訳を見ると、1年目からAチームでの運用も期待できる津留﨑、チームでは先発を務めているものの、中継ぎでの運用が想定される福森、瀧中と、その指名はナシ。
ここから「既存の若手に勝る評価をした先発候補がいなかった」ことや「野手に力を入れたかった」こと等が考えられるが、即戦力リリーバーを3名獲得した指名によって更に有力となってくるのが松井裕樹の先発転向。
松井といえば制球が悪く、球数が嵩むことから先発として長いイニングは投げられないと考えている方も少なくないだろう。そんな彼だが、今季からスラッターを本格的に使用し、P/IP(イニングあたりの投球数)が劇的に改善。数値にして16.9(美馬、岸が16.0、則本が17.0)を叩き出し、先発でもいけるという投球を見せ付けた。
ただ、松井が先発に転向する=Aチームのリリーバーが1人減るということであり、穴を埋めるのは簡単なことではない。そこで、この案の鍵となるのが津留﨑の指名。完全にとは言わずとも、彼が松井の穴を埋めることが出来れば転向もスムーズに進むことになる。
また、もう1つ考えられるのが外国人先発の獲得。こちらの記事を見てほしい。
以前にもこのブログで取り上げたが、我等がゆきちなGMのnoteである。GM曰く今年の外国人市場はスターター豊作年だそう。ドラフトでの先発指名がなかったことを考えると、こちらの獲得も進められることだろう。
小深田指名の意図とは?
恐らく、多くの方が度肝を抜かれ、そして疑問に思ったであろう小深田の1位指名。
何故彼が1位だったのか。それは市場にある。
今年は即戦力ショートがかなり少なく、ドラフトで指名されたのは大卒、社会人合わせても小深田、福田(ロッテ5位)の2名のみ。需要こそあったものの供給がなく、彼を指名されてしまうと枯渇してしまう為、獲られるリスクを冒すことなく確実に指名した。
後日「阪神が2位で狙っていた」という記事が出たことからも、戦略的には間違っていなかったと言える。
ではそこまでして即戦力ショートを獲得する必要があったのか。
茂木がキャリア初めて1年を通し1軍に帯同。守備も改善し、UZRは0.1とギリギリではあるもののプラスだった。このことからショートに関してはある程度計算が立ち、次世代を育てるべきと考えているファンも少なからずいたことだろう。
しかし、彼以外の候補を見てみると少々心許ないというのが正直なところ。スタメンで使い続けることは難しい藤田、台頭しかけたが怪我で離脱、そしてショート守備はまだまだの山﨑、守備はいいものの打撃が話にならない村林と、ショートの層はペラッペラ。
依然として依存度は高いままであり、茂木が怪我してしまうと戦力がガタ落ちしてしまうのは勿論、怪我でなくても疲れでパフォーマンスが大きく低下してしまうのは今季終盤を見ても明らか。
また、こちらのデータを見てほしい。
茂木はショート出場時よりサード出場時の方が打撃成績が良く、コンバートによる守備負担軽減及び打撃成績の向上が期待できる。
今季の楽天はウィーラーが不振で2軍落ちするなど、サードは完全固定出来ず。他の候補もショート同様心許なく、ファンからはドラフトでの即戦力や外国人の獲得を熱望する声もあった。
そこで、即戦力No.1である小深田を獲得してショートに据えることにより、三木野球に適応できる選手としての獲得は勿論、茂木の離脱リスクや負担軽減を図りつつ、コンバートによってサードの穴を埋める路線を取ったと考えられる。
外国人起用への影響も?
外国人なんか関係なくない?と思う方も多いだろう。が、意外と関係してくるかもしれない。あくまでお遊び程度に、気楽に見てほしい。
先ず、小深田を1位指名したことで、彼をショートとして据え、茂木をサードとして起用するというプランが想定出来る。茂木がコンバートされるとなると、ウィーラーが溢れることとなり、この枠を他に回すことが出来る。
空いた枠を何処に回すかだが、こちらは外国人の獲得次第で自由度が高い。先発が足りないのであればそちらに回すのもよし。リリーバーも同様。ここは松井の起用法や、日本人先発、リリーバーの出来次第で変えることが出来る。勿論、打力が欲しいのであればウィーラーや他の外国人野手を使うことも可能だ。
石井GMがどのポジションを獲得してくるかにもよるが、外国人起用の自由度が高まったのはペナントレースを戦う上で大きい点ではないだろうか。
指名を受けてのデプス更新
ここで改めて、指名選手をおさらい。
意外な指名こそ多かったものの、全体的に見てポジション、所属ともにバランスのいい指名となった。
2019ドラフトを受けてのデプスチャートは以下の通り。
投手に関しては来季からブルペンを任せられる可能性のある即戦力を3名獲得。一方の野手は次世代を担う高校生野手を多めに獲得した他、1軍のショートを任せられる即戦力を獲得した補強ポイントに合った指名に。
おわりに
今回の指名は佐々木を外してからの1位小深田に始まり、その後も「高い」と言われるような指名が続いたことから、ほぼ全ての評論家や記事で高得点を得られないような、外から見て受けない指名だったのは間違いないでしょう。中には「迷走」と評価されたものも。
ですが、楽天の事情を踏まえて見ると、小深田は勿論、即戦力投手やプロスペクトの獲得等、デプス埋めや走塁指標の改善といった意図がはっきり見える指名と言えます。
現時点では評価の低い指名となっていますが、小深田やリリーバーの出来次第、そして高校生野手の育ち具合で来年、数年後の評価が大きく変わってきます。
指名された選手には是非入団していただき、数年後は満点を付けられるような、笑えるドラフトになっていることに思いを馳せ、締めとしたい。
えー、今回も最後まで読んでいただいた物好きな方(失礼)、ありがとうございました!
本当に長くて申し訳ない。自分でも小深田指名時くらいびっくりしています。
毎度恒例、好評の(?)曲紹介、今のところは書いていませんが、ひっそりと追加するかもしれません。もし要望があれば、是非どうぞ。1/100くらいの確率で当たるそうです。
あと長すぎて自分でも誤字が把握しきれていないので、質問箱とかでもコメントでもリプでもいいので募集してます。
ではこの辺で。また。