だんだのブログ

なんかすごいかもしれない

気付いたら耀飛について語っていた。

初めて田中“燿飛”という選手を知ったのは、2017年の9月も上旬くらいだったと思う。

 

それまではそんな選手の名前は勿論、存在すら知らなかった。当時、彼は全くと言っていい程名前が挙がらないような、注目すらされていない所謂無名選手だった。

 

そんな彼を知るきっかけになったのは某所で行われた仮想ドラフト。実際に参加したわけではないが、楽天陣営に入ってまだ日が浅く、兎に角多くの選手を知ろうと思っていた僕は、TLに流れてきた結果を一通り見て、知らない選手がいたら調べてみる、ということを繰り返していた。

 

動画を見て、良さそうなら覚えておく。ただそれだけの、一見作業とも思える工程。普段と、他の選手と同じように、何気なく。田中“燿飛”について調べた。

 

先ず目に留まったのは、所属チーム。BFL(現:関西独立リーグ)の兵庫ブルーサンダーズという名前に、僕は見覚えがあった。2016年育成ドラ2であり、最近Youtuberデビューした向谷が同チームでプレーしていたからだ。あまり掘り下げると絶対絡まれるので、この話はここでやめておくことにする。

 

所属リーグまで辿り着いた、ということで次に成績を見た。

.433(90-39) 12本 34打点 21四球 8死球 11二塁打 1三塁打 9三振 出塁率.567 長打率.978 OPS 1.545

 

 

化け物じゃん。

「はぁ…?」と声が出た。なんだこいつは。所属リーグのレベルの問題があるとはいえ、あまりに圧倒的すぎる成績。当然、打撃3冠(当時)。ってか今見て思うけど当てられすぎでは。

 

 

これだけの成績を残す選手だ、当然どんなバッティングをするのか気になる。ということで調べた。見た。

www.youtube.com

 

衝撃だった。彼のHRで、初めて『一目惚れ』という感覚を知った。“打った瞬間”の打球、スイングの強さ、片手フォロースルー。その全てに魅力が、ロマンが詰まっていたし、深く心に刻まれた。恋人誕生の瞬間である。

 

欲しい。指名したい。そう強く思ってしまったので、居ても立っても居られず担当だったゆきちなさんに突撃。思えばアレが最初の選手推薦だったかもしれない。

 

あっさりOKを貰えたので、勢いそのままに仮想ドラフトで指名…とそう簡単にはいかなかった。リーグで化け物じみた成績を残しただけでなく、巨人、楽天との練習試合でも複数HR。騒がれない筈がない。当たり前というものだ。記事でも取り上げられてたし。

 

そんなこんなで彼の名は徐々に知れ渡っていった。結果、仮想ドラフトでは指名ならず。まあ覚悟はしていたが。その時は「あ、獲られた」であっさり終わった気がする。嘘。

 

そういえばこんなこともやっとったな。

 

 

 

少し経ってドラフト当日。学校が終わり、チャリを必死に漕いで帰った。家に着いたのは丁度1巡目が終わった頃。帰って早々目にしたSB1位吉住の文字は先にも後にも忘れることはないだろう。勿論笑った。

 

続く2巡目からは楽天陣営の2人とSkypeを繋いで見ていた。その2巡目、画面に映し出される岩見雅紀の4文字。まさか本当にうちが指名するとは思わなかったというのが正直なところで、驚きはあった。と同時に現実も突きつけられた。

彼を指名したということは僕の恋人の指名はないと言っているようなもんである。フェルナンドがいて、岩見がいて、普通ならそこに追加しないからね。

 

仕方ないものは仕方ないので諦め、これからどういう指名をするのか楽しみに待っていた。そうして迎えた5巡目。ついに彼の名が呼ばれた。それは他の何処でもなく、楽天だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「■■■■■■■ーーーーー!!!!!」

 

ほら見ろ。やっぱり叫んだ。辰己の時はまだ全員叫んでいたから良かったが、この時ばかりは違う。

想像してみよう。Skypeを繋いで平和にドラフトを見ていたら突然、本当に人間の声かと疑うような叫びが聞こえてくるのだ。ただただうるさい奴である。せめて日本語を出せという話だ。その節はどうもすみません。

 

まあ兎に角、それくらい嬉しかったということだ。この紹介ツイートを見ると分かると思う。分かれ。

懐かしみを感じる。

 

 

ここで休憩がてら、たわいない話を1つ。現在は耀飛という登録名だが、ここまで“燿飛”と書いてきたのは当時そういう表記だったからである。独立の公式サイトにもこちらの字で載っていた。正直紛らわしい。のでここからは耀飛表記で。

 

 

さてその後の話に移ろう。

ドラフト会議後、僕は兎に角ポジっていた。動画を見たファンもポジポジしていたと思う。それくらい、やはり彼は魅力に溢れていた。そしてそのポジはキャンプに入ってさらに加速することとなる。

www.nikkansports.com

 

鮮烈なデビュー。いやデビューではないか。しかしその存在が多くの楽天ファンに知れ渡ったことは間違いなかった。もしかしたら、本当にやってくれるかもしれない。そう思わせてくれた。

 

しかし、そう上手くいくほどプロの世界は甘くなかった。投手のボールが全く違う。走塁も守備もレベルが違う。更に、環境が違った。週3、4で活動していた独立時代とは違い、プロは毎日のように練習や試合がある。その分だけ疲労も蓄積する。結果、1年目は怪我に苦しむことになった。

 

だが、苦しんだ中でも希望の光となる1発があった。6/26、横浜スタジアムでのバックスクリーン横への場外弾。相手は同じルーキーの櫻井。

独立時代、幾度となく放ってきた打った瞬間の一撃を、プロの舞台でも見せつけた。堂々の『プロ初本塁打』だった。

 

 

2軍公式戦で改心の1発を放った耀飛だが、昨季を通して見ると、2軍で十分な結果を残せたとはお世辞にも言えなかった。

.200(55-11) 1本 4打点 8四球 1死球 4二塁打 19三振 出塁率.313 長打率.327 OPS.640

 

だが、独立や大学、3軍と練習試合を行っている育成試合となると話は別。次元の違う成績を残した。

打率.362(105-38) 6本 27打点 19三振 2盗塁 ※出塁率等不明

まさに無双。流石は独立で圧倒的な成績を残した打者というべきか。3軍レベルでは最早敵なし。正直やることがない。早く2軍をメインにプレーしなければいけない打者なのだ。

 

2軍で出場するためにも首脳陣に対するアピールが必要。そこで1年目で出た怪我や疲労以外の課題を克服する必要がある。その課題として、コンタクト力と守備が挙げられる。

2軍で29.7%を記録した三振率の改善なくしては成績の向上は望めないだろうし、本人も意識して取り組んでいるというレフト守備が多少マシにならなければ出場機会も限られてくる。DHで出場するということも勿論あるとは思うが、1軍での出場機会を考えたときそれは望ましくない。

 

 

外国人もライバルに入ってくる長距離砲。更に、辰己の加入やオコエの成長等で外野手争いは熾烈になっている。

その他、下位指名で結果が出ない選手や怪我を負った選手はプロ年数を重ねなくとも育成落ち、戦力外にする楽天というチームを考えても、昨年結果を残せなかった耀飛は現状非常に厳しい立場にあるといえる。だからこそ今年にかけるくらいの気概を持って頑張ってほしいというのが個人的な願い。

 

 

兵庫ブルーサンダーズの『77』を永久欠番にした男の意地を見せ、1年前に多くのファンを虜にしたその長打力を武器に、プロで爪痕を残してもらいたいところだ。23歳となった今季こそ、ファンを『絶頂』させてほしい。

 

 

 

というところで、今回の締めとしたい。

 

 

 

 

 

 

 

今回は耀飛の誕生日ということで、急遽書いたということもあり短め(当ブログ比)になってしまいましたが、長すぎるよりかは全然良いかなと書いてて思った次第であります。短めの記事を試せたのも結果良かったかなと。実際に読むかは別にして割と気軽に読めるしな?

 

あと自分の推し選手作ると本当にドラフトが楽しくなるんで、皆さんも是非。そこからドラフトについて、チームとしてどんな選手が欲しいか調べ始めるともっと贔屓が好きになるので是非是非。

 

 

前書き0にした影響で曲紹介が出来なかったのが心残り(?)ということで、ここでしようと思います。ということで今回はこちら。

www.youtube.com

 

なんかもうすき。イベの時聞いた瞬間「いい…」ってなったもんな(語彙力)。GAME VERSIONもM@STER VERSIONも、どちらもすこです。
兎に角優しくて、穏やかで、美しい曲だなって思います。歌詞もメロディーもハモリも。癒される感じしません?

 

 

良い曲だぞ。みんな買え。

 

 

ふう。満足した。

 

 

全く関係ないんですけど、この佐藤くんのポーズ。なんか見た事ありません?

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回はこの辺で。あ、そういえばまたぽニキが垢消ししたみたいですね。まあどうでもええか。書き方変えてみた感想、頂けると喜びます。

 

 

耀飛、誕生日おめでとう。今季もたくさん逝かせてくれよ。

 

ではまた。