2019シーズンに思いを馳せただけ。
どうも。なんでこんなに記事書いてるんでしょう。だんだです。
この記事に関して、前書きはありません。単純に開幕前に書いとこうかなと思っただけなので。あともうアレを持ち込みたくないのもある。
簡単にではありますが、今シーズンの鍵なんかを改めて書きたいと思います。気楽に読んでいただいて結構ですので。はい。
というわけで早速目次にいきましょうね~
投手
開幕1軍
先発…岸、美馬、藤平(、辛島、福井、弓削)
リリーフ…青山、菅原、福山、石橋
勝ちパ候補…ハーマン、宋、森原、高梨
抑え…松井
則本の怪我により暗雲が立ち込めた先発陣。岸、辛島は順当に決まったものの、次ぐのは新加入の福井と多少不安の残った美馬。後の2枚も決して順当というわけではなく、今後も試しながらの起用が続くであろう藤平と弓削が辛うじて開幕ローテ入りを果たした。
他の先発として挙げられるのは昨年ローテを回った古川、オープン戦で復活の兆しを見せた安樂、期待されている西口や近藤、トレードで移籍してきた熊原、ドラ8の翔天ら若手が多い。中堅どころでは戸村や釜田らが候補になってくるが、いずれも安定した働きを残せるかと言われると答えはNO。怪我からの快復待ちの塩見を除けば未知数というのが本音だ。
こうなってくると鍵になるのはやはり今季調子のいいリリーフ陣。勝ちパターンはある程度磐石な為問題はないだろうが、特に重要なのがロングリリーフや勝ちパまで繋ぐ6回までを投げる投手。
開幕1軍の中では青山、菅原、福山、石橋の4人がその対象となる。2軍にいるメンバーでは小野や今野、渡邊佑らが候補になってくるだろうか。先発がある程度安定してくるまでは(そもそも安定するのか分からないが)、彼らがフル回転することになるだろう。オープナー制やブルペンデーといった策も飛び出すかもしれない。29枠に増えたのが追い風となるか。
また、平石監督、伊藤投手コーチの投手起用にも注目したい。ブルペンをフル活用するのは先ず間違いない為、運用管理が物凄く重要になってくる。
間違っても去年のような雑な起用は繰り返してはいけないし、
ここ3試合の近藤(楽天)
— だんだ (@pokoda514) August 11, 2018
8/9…2回39球
8/10…1.1回31球
8/11…4回89球
計…7.1回159球
これでは近藤責められないやろ。7/31に上げてから1週間使わずに急にこれとかもう…起用法からアレだけども。ドラ1とか関係なくこんなことさせたらアカンよ
高梨1人に負担をかけるような起用も避けなければならない。
そこで重要になってくるのが「捨て試合」。梨田監督はこの捨て試合を作るのが上手かったが、平石監督は上手く捨てることが出来るか。これが今季の鍵を握ると言っても過言ではない。
野手
開幕1軍
捕手…嶋、足立
内野手…浅村、茂木、藤田、直人、銀次、ウィーラー、村林
外野手…辰己、オコエ、和基、島内、橋本、ブラッシュ
開幕スタメン
スタメンを見て思うのは、今までとは違い脅威を感じる打線になっているなということ。9~2番が出れば足で揺さぶりが使えるし、その状態で迎える浅村ほど怖いものもない。その浅村と勝負させる為にコンタクト能力の高い島内を4番に据えた。また、島内は出塁率も高い為ランナーがいる状態でウィーラーに回ることも多いだろう。銀次、ブラッシュに関しても同様で、投手に圧力をかけることは十分可能だろう。
不安の残る投手陣をよそに、野手陣は全体で見れば順調な調整が出来たと言える。
このオープン戦、先ず目立ったのは外野手争い。辰己の加入によりオコエ、和基それぞれに火が付き熾烈なスタメン争いを繰り広げ最後まで決着することがなかった。結果スタメンがどうなるかは当日のお楽しみ。個人的にはオコエなんじゃないかと思ってます。まあワイの逆張りしておけば当たるらしい。ソースはワイ。
捕手に関してはオープン戦序盤こそ若手を起用していたものの、蓋を開けてみれば開幕は嶋と足立の2人体制。これは嶋がキャンプで打てるように作ってきたことや足立の守備が復活したこと、そして則本の離脱により投手を1枚増やしていることが要因。
太田や堀内ら若手を見たい気持ちはあったが、彼らには下で経験を積んでもらいましょう。将来の投手陣を考えるとそっちの方が良いかもしれない。
最後に内野手。浅村の加入によりセカンド、そして3番が埋まったのはやはり非常に大きい。そしてウィーラーを早くからキャンプに呼んだ事も功を奏し、春先ながら結果を出した。一塁は銀次やブラッシュ、内田の争いだったが、結局安定感のある銀次が開幕スタメンを勝ち取る形に。内田は開幕2軍となったが、下で栗原と二人三脚でフォームの見直し。再調整して上がってきてもらいたい。
そしてこのチームの穴であるショートは藤田と争っていたが、最終戦で3安打した茂木が座る形に。藤田は予想通りスーパーサブに回ることとなった。今後は基本茂木、偶に藤田や村林を使うことになるだろう。
以前の記事で今年のキーマンを複数挙げたが、1人に絞るとしたらやはり茂木だろう。これまで何度も書いてきた通り、彼がショートにいるいない、万全かそうでないかで成績が大きく変わってくる。12球団トップクラスの破壊力を持った二遊間も見たいしな…
ただ当たり前のことだが、重要なのは茂木だけではない。長いシーズンを戦っていく中で、誰も欠けないまま終えるということはまずない。その為、スタメンではない、所謂バックアップとなる選手の働きが重要になってくる。
ここで石井GMが掲げた「弱者の野球」というのが活きてくる筈。開幕は2軍となったものの、ドラフトでユーティリティとして期待できる孫を獲得。更にキャンプ中、野手に複数ポジションを守らせる等リスク管理は行ってきた。2017に主力の故障が相次ぎ、彼らをカバー出来なかったことで失速したような事態を防ぐ為にも、もしそうなった場合にどれだけカバー出来るかというのも鍵になってくるだろう。
また、野手に関しては若手の起用についても注目したい。
GMは就任時、「生え抜きを育てる」ことを重要視していた。開幕1軍に入った若手は村林や辰己、オコエとそこまで多くない。ここから2軍でみっちり育成するという意思が感じ取れるのは非常に良いのだが、気になるのは若手をどのタイミングで上げるのか、どの段階に入ったらGOサインを出すのかというところ。
これらは育成という観点から見たとき非常に楽しみな点でもあるので、今後出来れば取り上げていきたい。
まとめ
投手は則本離脱の穴をどのようにして埋めるかというのが1番に考えられる。が、去年と比べて先発陣が不安であることは明らか。リリーフだけで彼の穴を埋めるというのも当然不可能なので、上位進出を視野に入れるのであれば昨年ローテを守った古川ら若手先発陣の台頭も必要だろう。
若手の台頭はあるのか、首脳陣はどういった起用、運用を見せるのかというところに注目したい。
野手はなんといっても茂木。彼を離脱させないようにどう疲労管理するか、他の選手との兼ね合いをどうするかというのも見ていきたい。何も起こらなければ良いのだが、有事の際はバックアップとしてどんなプランがあるのか、誰を起用するのかも楽しみなところ。
また、和基、オコエ、辰己らの若手外野手争いがどういった結末を迎えるかにも注目が高まる。
いよいよプロ野球開幕。今季はチームがどんな戦い方をしてくれるのか、各選手がどんなプレーを魅せて我々をワクワクさせてくれるのか。
晩秋、我が犬鷲軍団が2度目の頂に立っていることに思いを馳せつつ、今回の締めとしたい。
ヤバい。めっっっっっっっちゃ眠い。なんでメジャー開幕戦をやっている時間帯にこれ書いてるんだろう。7回終わったぞオイ。本当にワイはなにをやっているのか。
もうだめだ。次なんて考えられません。頑張ります。さすがに眠すぎる。寝ます。おやすみ。
あ、今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
今回のトレードと見えてきた大きな変化について。
どうも、ご無沙汰してます。だんだです。
この前、あの質問箱界のスーパースターが質問箱をcloseしていた期間、ワイに皺寄せが来たわけですが、まあ量がおかしい。おかしいね?
おかしいよ#これに尽きる pic.twitter.com/HZ2iNUnfZQ
— だんだ (@pokoda514) March 23, 2019
当然、実際はこれよりもっと多いわけで。しかも質問じゃない質問の方が多いしな。更にアンチは湧くしいちゃもん付けられるしな?やめろよ嬉しくなっちゃうだろってっててててってt
しかし、あの量をめげずにとんでもないペースで捌いていくとか常人には出来ないことなので、やはり彼は7人いるのではないかと疑ってしまいました。7人分喋るしな、きっとそうだ、そうに違いない。
あと、この前の記事の最後にぽニキが垢消ししたことについて少し触れたんですが、アレだけのレジェンドにそんな対応は不適切だろうと。やはりリスペクトは必要だなと。うん。
ということで胸に秘めたる魂を解き放ちました。ご査収下さい。
私が
ぽニキの
強靭なメンタルを作り上げたのは
事実で(はありませんが事実ということにしておきま)す
ぽニキが
楽天ファンだけでなく他球団ファンからも散々叩かれるという
緊迫の窮地に陥る場面で
名を呼ばれ
顔色ひとつ変えず
微動だにもせず
キャッチの兄ちゃんに殴られる動画をうpする
そのメンタルを
ぽニキに刻み込むのに
どれだけの時間と尽力をかけてきたか分かりますか?
こんなことばっかり書いてるから読みづらい読みづらい言われるんだよほんとに
まあそんなどうでもいいことは置いといて、曲紹介に行きましょうか。今回はこちら。
星野源がラジオで紹介したことでも有名な一曲。すき。
「可愛い曲じゃねえかグヘヘ」なんて侮るなかれ。とんでもない曲です。こっっっっっっっわ。歌詞がどんな内容だったとしてもメロディや歌い方、声で誤魔化せてしまうってことも、聴いてて楽しいと思ってしまうことも怖い。あいつ並だからなこれ。いやあいつは誤魔化せてないけど。
余談ですが、何度もリピートして聴いていたら頭がおかしくなりました。聴きすぎと粘着には気をつけましょう。
良い曲だぞ。みんな買え。
では本題に。
2軍についての経過でも書こうかとも思ったのですが、割と大きい話題が来たのでそっちに。
ということでトレードについて、というか今回のトレードによって見えてきた「地味だが大きな変化」について書こうかなと。開幕?知らないよ
こんな感じで進めていくかもしれないので、嫌だ、なんだこいつ等思った方はブラウザバックを推奨します。
では目次。
トレードについて
皆さんご存知の通り、先日、石井GM就任後3度目となるトレードが成立しました。
濱矢⇔熊原
うん。
ごめん正直笑った。
勿論悪い意味ではなく。あまりに予想外すぎて。しかし、こちら側とすればまあ嬉しい嬉しいトレード。濱矢で獲れるんだ、と思った方も大勢いるかと思います。ワイも例外ではない。
ドラフト時には彼を指名しなかっただけで一部から不満が出たという程、待望された地元出身の右腕が加入しました。今季、横浜では中継ぎとして登板していましたが、先発不足からの緊急補強ということで楽天では先発として期待されている模様。
熊原についてですが、どんな選手かというのは皆さん調べていると思うので、ごくごく簡潔に。
・元々、素材は一級品の右腕
・ノーコン
・天然を超える何か
まあ、こんな感じです。
楽天の天然枠(?)は活躍しますが、それを超えている彼はどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。楽しみですね。
濱矢に関してはまあ、元々良い直球はあるので、良い左腕が多くいる横浜でなら変化球や制球も良くなり開花するかも。新天地で頑張ってもらいたいところ。
濱矢の説明書
— だんだ (@pokoda514) March 26, 2019
・楽天の左腕でNO.1とも言われる直球が持ち味です
・そこそこのスライダーと話にならないフォークを持っています。決め球がありません
・制球は良くありませんが、奪三振率は高いです
・オープン戦最強投手と言われ続けてきましたが、今年はそのオープン戦で打たれました
現状の熊原
今回の本題とはズレてしまいますが、折角なので現状の熊原についても少しだけ触れたいと思います。 興味のない方は飛ばしていただいても構いません。
1年目のピッチング動画
こちらはプロ1年目の動画。制球はアバウトですが、「神主投法」と言われたダイナミックなフォームから繰り出される150キロを超える直球に加え、鋭く落ちる縦スラやチェンジアップ等の変化球も武器にしていました。
今季のピッチング動画
こちらは今季のピッチング動画ですが、所感としては先ず球速が出ていないなと。そしてフォームが大人しくなったなと。
フォーム改造がしっくりきていないのか、制球を気にしているのか判りませんが、リリーフで130キロ後半~140キロ前半のボールしか投げられていないのは明らかにおかしい。勢いのあるボールを取り戻せるかが今後の分かれ目のような気はします。
その原因がフォームによるものなら嘗ての躍動感溢れるフォームに戻せるか、制球を気にしているなら意識を良い方向にもっていけるか。ポテンシャルは本当に一級品なため、指導者次第では化けることもあるでしょう。
トレードによって見えてきた変化
さて、今回のトレードによって見えてきた「地味だが大きな変化」は2つ。順番にどうぞ。
1.180cm未満の投手獲得
ここ最近、楽天は長身投手の指名が目立っていた。殆どが180cm以上で、直球に自信を持っている投手。
特に顕著なのが2016、17ドラフト。合わせて14名の投手を指名したが、そのうち身長180cm未満は変則左腕である高梨と、現在はサイドに転向した育成の木村という2名のみだった。
その彼らとは異なるタイプの投手を指名する変化を見せたのが昨年のドラフト。スライダーが高く評価されていた引地や、動くボールが持ち味の弓削等、変化球を使える投手を指名した。
その中で注目したいのは則本弟の指名。最初はコネや収益の為と考えていたが、考えてみれば180cm未満の投手は久しぶりのこと。タイプで考えるなら過去2年の投手とはまったく別である。
それを皮切りに、今オフ、楽天は由規、福井と180cm未満の投手を2名獲得。どちらも元々コントロールが良いというわけではないが、ボールの威力は十分であり変化球も活かせる投手である。今回の熊原もその一例であり、決して大きくはないが力強いボールを投げる先発投手として獲得することになった。
地元人気や収益が考慮されての獲得という面がある選手もいるにせよ、一昨年までの傾向から考えると大きな変化の1つであると言えよう。
今後、投手を獲得していくにあたって、今オフ獲得した彼らが新たに試金石となってくるのではないだろうか。石井GM体制になった今、投手獲得の幅や選択肢が広がるのは間違いないと見ていいだろう。
2.東北各大学との繋がり強化
前述した180cm未満の投手獲得以上に大きな変化といえるのが東北各大学との繋がり強化だろう。
以前まで、楽天は長島元スカウト部長(現ファームディレクター)や上岡元東北担当スカウトといった幹部級のスカウトが東北福祉大出身だったということもあり、球団創設から同大学との関係が深かった。
楽天がこれまで指名した選手のうち、社会人経由も含めた東北福祉大出身選手は6名(塩川、木谷、松崎、井野、阿部、相原)。それに対し、特に西武に入った選手の活躍が目立っている富士大、最近プロを輩出するようになった仙台大といった、最近名前が挙がるようになってきた東北にある大学からの指名は0。
コネがない、担当スカウトがそこまで推さなかった等理由はあるかもしれないが、今まで指名してこなかったというのは事実だった。
北海道・東北担当スカウトが東北福祉大出身の上岡さんから宮越スカウトに変わったので、これからどうなるかは注目していきたい。もしかしたら富士大からの指名も出てくるかもしれないからね。
— だんだ (@pokoda514) September 5, 2018
そんな中で昨年、東北担当スカウトが上岡元スカウトから宮越スカウトに変わった。この影響で富士大からの指名も出てくるのではと思ったが、その予想は的中。ドラ8で鈴木翔天を獲得。更に今回熊原のトレードにより、八戸学院大、富士大、東北福祉大、仙台大と東北にあるドラフトで特に注目すべき大学とのコネクションを築くことに成功した。
その中でも仙台大には注目のドラフト候補が今年、来年合わせて4名(先日最速153km/hを記録した稲毛田、最速148km/hを誇る大型左腕の大関、奪三振率が非常に高い最速149km/h左腕の小林、スケールは来年の中でNO.1とも言われる宇田川)おり、熊原の獲得は戦力としてだけでなく、彼らの指名を見越してということも考えられる。
東北の各大学との繋がりが強化されたのは「漸く」というべきか「待望」というべきか。感じ方は人それぞれだろうが、今後のドラフトにおいて、これらの大学からの指名が楽しみになり、目が離せなくなった。
まとめ
相変わらずの有能っぷりを見せつけてくれてますね。先発不足で悩んでいたときにこのトレード。もし球の勢いが戻れば先発候補として熊原は申し分ないし、先発が他に出てきたとしても中継ぎとしていける。更に2軍でイニングを食ってくれる。
これだけでもこちらとしては素晴らしいのに、それに加えて仙台大とのコネ作り。うーん…完璧。これからどういう動きが見られるか楽しみですね。
こんな感じで今回の締めと致しましょう。
今回も読んでいただいてありがとうございました!
いよいよシーズン開幕ですね。
やったぜ。やっぱり野球は最高やで。
次回に関してはまあ…頑張ります。ぼちぼち少し大変なことになっている2軍についても書いていきたいので。はい。
では今回はこの辺で。
おまけ
コラは作るもの。
しかし2枚目全く違和感ないの草生えるなこれ
気付いたら耀飛について語っていた。
初めて田中“燿飛”という選手を知ったのは、2017年の9月も上旬くらいだったと思う。
それまではそんな選手の名前は勿論、存在すら知らなかった。当時、彼は全くと言っていい程名前が挙がらないような、注目すらされていない所謂無名選手だった。
そんな彼を知るきっかけになったのは某所で行われた仮想ドラフト。実際に参加したわけではないが、楽天陣営に入ってまだ日が浅く、兎に角多くの選手を知ろうと思っていた僕は、TLに流れてきた結果を一通り見て、知らない選手がいたら調べてみる、ということを繰り返していた。
動画を見て、良さそうなら覚えておく。ただそれだけの、一見作業とも思える工程。普段と、他の選手と同じように、何気なく。田中“燿飛”について調べた。
先ず目に留まったのは、所属チーム。BFL(現:関西独立リーグ)の兵庫ブルーサンダーズという名前に、僕は見覚えがあった。2016年育成ドラ2であり、最近Youtuberデビューした向谷が同チームでプレーしていたからだ。あまり掘り下げると絶対絡まれるので、この話はここでやめておくことにする。
所属リーグまで辿り着いた、ということで次に成績を見た。
.433(90-39) 12本 34打点 21四球 8死球 11二塁打 1三塁打 9三振 出塁率.567 長打率.978 OPS 1.545
化け物じゃん。
「はぁ…?」と声が出た。なんだこいつは。所属リーグのレベルの問題があるとはいえ、あまりに圧倒的すぎる成績。当然、打撃3冠(当時)。ってか今見て思うけど当てられすぎでは。
これだけの成績を残す選手だ、当然どんなバッティングをするのか気になる。ということで調べた。見た。
衝撃だった。彼のHRで、初めて『一目惚れ』という感覚を知った。“打った瞬間”の打球、スイングの強さ、片手フォロースルー。その全てに魅力が、ロマンが詰まっていたし、深く心に刻まれた。恋人誕生の瞬間である。
欲しい。指名したい。そう強く思ってしまったので、居ても立っても居られず担当だったゆきちなさんに突撃。思えばアレが最初の選手推薦だったかもしれない。
あっさりOKを貰えたので、勢いそのままに仮想ドラフトで指名…とそう簡単にはいかなかった。リーグで化け物じみた成績を残しただけでなく、巨人、楽天との練習試合でも複数HR。騒がれない筈がない。当たり前というものだ。記事でも取り上げられてたし。
そんなこんなで彼の名は徐々に知れ渡っていった。結果、仮想ドラフトでは指名ならず。まあ覚悟はしていたが。その時は「あ、獲られた」であっさり終わった気がする。嘘。
ワイの田中燿飛があああああああああああ#仮想ドラフト
— だんだ (@pokoda514) October 14, 2017
そういえばこんなこともやっとったな。
【ぬこスポ】第3の田中を指名か
— だんだ (@pokoda514) October 13, 2017
楽天陣営は和製大砲候補として、田中燿飛(兵庫ブルーサンダーズ)の中位指名を検討しているとのこと。だんだ氏は「一目見て欲しいと思った。同じチームだった向谷が打てているのも大きい。独立だからといって甘く見てはいけない」とコメント(続く)#仮想ドラフト
少し経ってドラフト当日。学校が終わり、チャリを必死に漕いで帰った。家に着いたのは丁度1巡目が終わった頃。帰って早々目にしたSB1位吉住の文字は先にも後にも忘れることはないだろう。勿論笑った。
続く2巡目からは楽天陣営の2人とSkypeを繋いで見ていた。その2巡目、画面に映し出される岩見雅紀の4文字。まさか本当にうちが指名するとは思わなかったというのが正直なところで、驚きはあった。と同時に現実も突きつけられた。
彼を指名したということは僕の恋人の指名はないと言っているようなもんである。フェルナンドがいて、岩見がいて、普通ならそこに追加しないからね。
仕方ないものは仕方ないので諦め、これからどういう指名をするのか楽しみに待っていた。そうして迎えた5巡目。ついに彼の名が呼ばれた。それは他の何処でもなく、楽天だった。
「■■■■■■■ーーーーー!!!!!」
ほら見ろ。やっぱり叫んだ。辰己の時はまだ全員叫んでいたから良かったが、この時ばかりは違う。
想像してみよう。Skypeを繋いで平和にドラフトを見ていたら突然、本当に人間の声かと疑うような叫びが聞こえてくるのだ。ただただうるさい奴である。せめて日本語を出せという話だ。その節はどうもすみません。
まあ兎に角、それくらい嬉しかったということだ。この紹介ツイートを見ると分かると思う。分かれ。
楽天5位 田中燿飛 外野手 兵庫BS
— だんだ (@pokoda514) October 26, 2017
ワイが推してる選手。とにかく動画を見てください。それだけで納得すると思います。右の吉田正尚と呼んでいいと思います。
懐かしみを感じる。
ここで休憩がてら、たわいない話を1つ。現在は耀飛という登録名だが、ここまで“燿飛”と書いてきたのは当時そういう表記だったからである。独立の公式サイトにもこちらの字で載っていた。正直紛らわしい。のでここからは耀飛表記で。
さてその後の話に移ろう。
ドラフト会議後、僕は兎に角ポジっていた。動画を見たファンもポジポジしていたと思う。それくらい、やはり彼は魅力に溢れていた。そしてそのポジはキャンプに入ってさらに加速することとなる。
鮮烈なデビュー。いやデビューではないか。しかしその存在が多くの楽天ファンに知れ渡ったことは間違いなかった。もしかしたら、本当にやってくれるかもしれない。そう思わせてくれた。
しかし、そう上手くいくほどプロの世界は甘くなかった。投手のボールが全く違う。走塁も守備もレベルが違う。更に、環境が違った。週3、4で活動していた独立時代とは違い、プロは毎日のように練習や試合がある。その分だけ疲労も蓄積する。結果、1年目は怪我に苦しむことになった。
だが、苦しんだ中でも希望の光となる1発があった。6/26、横浜スタジアムでのバックスクリーン横への場外弾。相手は同じルーキーの櫻井。
独立時代、幾度となく放ってきた打った瞬間の一撃を、プロの舞台でも見せつけた。堂々の『プロ初本塁打』だった。
2軍公式戦で改心の1発を放った耀飛だが、昨季を通して見ると、2軍で十分な結果を残せたとはお世辞にも言えなかった。
.200(55-11) 1本 4打点 8四球 1死球 4二塁打 19三振 出塁率.313 長打率.327 OPS.640
だが、独立や大学、3軍と練習試合を行っている育成試合となると話は別。次元の違う成績を残した。
打率.362(105-38) 6本 27打点 19三振 2盗塁 ※出塁率等不明
まさに無双。流石は独立で圧倒的な成績を残した打者というべきか。3軍レベルでは最早敵なし。正直やることがない。早く2軍をメインにプレーしなければいけない打者なのだ。
2軍で出場するためにも首脳陣に対するアピールが必要。そこで1年目で出た怪我や疲労以外の課題を克服する必要がある。その課題として、コンタクト力と守備が挙げられる。
2軍で29.7%を記録した三振率の改善なくしては成績の向上は望めないだろうし、本人も意識して取り組んでいるというレフト守備が多少マシにならなければ出場機会も限られてくる。DHで出場するということも勿論あるとは思うが、1軍での出場機会を考えたときそれは望ましくない。
外国人もライバルに入ってくる長距離砲。更に、辰己の加入やオコエの成長等で外野手争いは熾烈になっている。
その他、下位指名で結果が出ない選手や怪我を負った選手はプロ年数を重ねなくとも育成落ち、戦力外にする楽天というチームを考えても、昨年結果を残せなかった耀飛は現状非常に厳しい立場にあるといえる。だからこそ今年にかけるくらいの気概を持って頑張ってほしいというのが個人的な願い。
兵庫ブルーサンダーズの『77』を永久欠番にした男の意地を見せ、1年前に多くのファンを虜にしたその長打力を武器に、プロで爪痕を残してもらいたいところだ。23歳となった今季こそ、ファンを『絶頂』させてほしい。
耀飛ムランきたあああああああああああああああああああああああ😇😇😇😇😇
— だんだ (@pokoda514) July 7, 2018
というところで、今回の締めとしたい。
今回は耀飛の誕生日ということで、急遽書いたということもあり短め(当ブログ比)になってしまいましたが、長すぎるよりかは全然良いかなと書いてて思った次第であります。短めの記事を試せたのも結果良かったかなと。実際に読むかは別にして割と気軽に読めるしな?
あと自分の推し選手作ると本当にドラフトが楽しくなるんで、皆さんも是非。そこからドラフトについて、チームとしてどんな選手が欲しいか調べ始めるともっと贔屓が好きになるので是非是非。
前書き0にした影響で曲紹介が出来なかったのが心残り(?)ということで、ここでしようと思います。ということで今回はこちら。
なんかもうすき。イベの時聞いた瞬間「いい…」ってなったもんな(語彙力)。GAME VERSIONもM@STER VERSIONも、どちらもすこです。
兎に角優しくて、穏やかで、美しい曲だなって思います。歌詞もメロディーもハモリも。癒される感じしません?
ふう。満足した。
全く関係ないんですけど、この佐藤くんのポーズ。なんか見た事ありません?
もう1社会人!明日から仙台練習スタート! pic.twitter.com/HUqfeZi3rE
— 佐藤智輝 (@tomoeagles61) March 4, 2019
今回はこの辺で。あ、そういえばまたぽニキが垢消ししたみたいですね。まあどうでもええか。書き方変えてみた感想、頂けると喜びます。
耀飛、誕生日おめでとう。今季もたくさん逝かせてくれよ。
ではまた。
ショートについて考えすぎた上になんか復活した。
どうも、やっと忙しい時期を抜けて束の間の休みを楽しんでいましたが3連休が終わってしまうという事実に絶望していますだんだです。
でも早く帰れるのウレシイ…ウレシイ…
さて、前回の記事から2週間ほど空きましたが様々なことがありましたね。いやあったどころじゃないな。濃すぎたな。
1つは全ての野球ファンが待ち遠しかったであろう春季キャンプ。
球春到来。やったぜ。
新人等の新加入選手、若手の成長にポジポジがとまらないわけですよ。やっぱり野球は最高やで。
キャンプを見てて思うのは例年とは全く違うなと。特に野手陣。レギュラー白紙によるやる気の度合い、奮起が半端じゃないですね。
何が違うって、先ず選手のレベルが全然違う。明らかに打球速度は上がっているし、ボールを捉えられているし、バレルも上がっている。全て合わせて、打球の"質"というものが見違えるほど良くなっているなと感じます。
去年はピッチャー返しばかり打ってた卓丸があんなに角度付けられるようになるなんて思わなかったしな。卓丸佳浩はもっと流行らせていけ。
一部の楽天ファン(笑)から「遊んでいる暇があったら練習しろ~&△%$#☆」「プロテクト外や」なんて言われてたオコエも今年は真面目に勉強してきて、末恐ろしい打球を飛ばすようになりました。
【ランチ特打を行ったオコエ選手と卓丸選手⚾✨】
— KHB「もえスポ 」 (@khb_moespo) February 6, 2019
今シーズンの外野のポジション争いはとっても熾烈💨
今日はランチ特打を行ったオコエ選手と卓丸選手のバッティングをご覧ください👀✨💖#rakuteneagles pic.twitter.com/7nXjUDydWM
また、他の野手陣も今までチームにいなかった「お手本に出来る選手」である浅村の影響を少なからず受けており、獲得時から期待していた効果が表れてきている様子。特に影響を受けている和基、内田の両選手には期待したいところ。
謎外人ヒメネスの予想も結構立ててましたが、まさかまさかの全て外すという。まさかルイスのヒメネスだとは思わんやん。しかもドミンゴだし。
どうでもいい情報ですが楽天がテストしているヒメネスさん
— チョコモナカジャバリブラッシュ (@zombie0010) February 7, 2019
ミドルネームがドミンゴなのでさらに楽天ファンを混乱させそうです pic.twitter.com/jKjw5udeU1
予想は外したけど、バックアップとしてはかなりいい選手じゃないかと思います。石井GMの言う通り「安心」だと思う。
しかしそのキャンプも明るい話題だけではないのよね。
恒例行事もあるし
【吉持】吉持、吉持 pic.twitter.com/VhbXqxzcSz
— ごまだんだ (@pokoda514) February 1, 2019
早速やらかすし
あのさぁ… pic.twitter.com/7HreTzBUzs
— ごまだんだ (@pokoda514) February 7, 2019
そして岡島さん。意味分からんやん。手術しとけよ。っていうかそれでも使ってた首脳陣なんやねん。まあとやかく言っても仕方ないんで、しっかり治して後半戦、終盤戦力になって下さいね。
現時点で、怪我またはコンディショニング指示になっている選手は10名(塩見、釜田、佐藤、由規、島井、今江、岡島、耀飛、吉持、下妻)。
多いなあ。
でも去年より少ないんだよなあ。真面目に去年のコンディショニング部なんだったんや…
楽天の怪我人一覧(2/2時点)
— ごまだんだ (@pokoda514) February 2, 2018
吉持亮汰
久保裕也
オコエ・ディクソン
嶋基宏
村林一輝
茂木栄五郎
藤田一也
野元浩輝
宮川将
千葉耕太
岩見雅紀(発熱)
気を取り直してもう1ついきましょうか。
楽天ファンにとっての重大ニュース。というかもうこれはチームなんて関係ない、Twitterをやっている野球ファンにとって見逃せない、そういうレベルの1大ニュースが飛び込んできました。世界が動くよ。少なくとも楽天ファンは動いたよ。
その光景を目にした楽天ファンのほぼ全てが驚愕していた。少なからずワイが見た中では。そりゃ驚きもするよな。悲鳴さえ聞こえたもの。
もうお気づきの方も多いのではないだろうか。そう、そのビッグニュースとは
ぽ ニ キ の 復 活
である。
やばい。頭曲がりそう。
垢消しから2ヶ月足らず、もう脅威はなくなっただろうと安堵していた楽天ファンの元に帰ってきたクソリプ界のスーパースター。対西武戦、楽天最後の大補強。この復活劇には割とマジで驚かされた。いや、驚いたどころの話ではない。思わず笑いが止まらなくなってしまった。だからこそ取り上げているのだ。
記憶に新しい、このオフを賑わせたこのクソリプも彼のもの。
彼は誰も真似することの出来ない、我々には想像し得ないモノを創造し続けるクソリプ製造機なのだ。西武ファンは覚悟しとけよ。また飛ぶぞ。
今回の騒動、"復活した"ことだけが凄いわけではない。いやそれだけでもぶっ飛んでるんだけど。
アレだけ燃え続けたにも関わらず「名前もIDも変えることなく」復活したというのが凄すぎるのである。凄い。何度でも言おう。凄すぎる。思わず語彙力が無くなってしまう。ウッソだろお前。
今回の復活で色々話していたのだが、その中でこれ以上ないくらいの名言が生まれた。
流石にデーブに失礼感はある
— チタン (@__Ti22) February 7, 2019
デーブに失礼。
散々言ってきた楽天ファンでさえ今までデーブ以下と称したことはなかったのに。ここにきて、とんでもないパワーワードが生まれてしまった。恐るべきぽニキ。一体なんなんだ。
他を超越したその強靭なメンタルを持つぽニキ。ソレは紛れもなくレジェンドと呼べるものだ。彼の復活を呪い、この言葉を贈ろう。
よく帰ってこれたな
#これに尽きる
早速クソリプ送ってるみたいなんで、是非その目で確かめてみてくださいね。ワイはいいや。ちなみに楽天陣営の2人はもうブロックしたらしいよ。知らんけど。
では曲紹介に移ろう。前回が「秘密のトワレ」だったからな、これ紹介するしかないよな。ということで「PROUST EFFECT」です。
メロディ、歌詞、歌い方。全て含めてめっちゃ好きだし、全てに注目して聞いてもらいたい一曲なのよね。もしかしたら、いやもしかしなくてもめっちゃ好きとかいうレベルを超えている。間違いない。正直何回聴いたかわからない。
この1曲だけで本当に色々考えられるもんな。あたしじゃなくて「私」なところとか。そこだけじゃないけど、結局全てがなんかもーヤバいヤバーい。まーた語彙力が無くなってしまったヤバババババbbbbbbboon
兎に角fullを買って、一ノ瀬志希渾身の「好きだよ。」を聴いてみてくださいな。
良い曲だぞ。みんな買え。
やっっっっっっっと本編の時間だァ!
今回は最近何かと質問箱に投げられるショート問題について取り上げてみたいと思う。なんで投げられるかってそりゃ直前で掻っ攫われた木浪が目立っているからである。ドラフト直後にワイが言ってた頃はそこまで反応なかったのに今更騒ぐのかい?ああん?
まあ冗談はこれくらいにして、今一度ショートについては整理しておく必要があるだろう。これからのチームを考える上でも、今年のドラフトを考える上でも。
ちょっと今回はいつも以上に上手く纏められるか分からないんで、気持ち易しめにコーヒーでも飲みながら見ていってくださいな。
今回は少し前書きが長くなってしまったので早速始めていこう。少しじゃない?知らないよ。
【定期】こんな感じで進めていきますので、苦手だという方や嫌だという方はブラウザバックを推奨しておきます。
では目次。
ショートが渇望される理由
今のままではダメだダメだとは言われているものの、先ず何が問題なのか、そこから確認していこう。
ショートがいない、層が薄いと嘆き続けている楽天ファン。言われ続けている割に意見が抽象的だし、いつも同じものばかりよなあ。なんて個人的に思っていたのは昨年のこと。
あの頃は正直「取り敢えずショートが欲しい」しか伝わらなかった。だって一部のファンはチーム状況も考えずに「ネオ!コゾノ!」しか言わないんだもの。根尾と小園以外排除するマンだったし。
いや間違ってはいない。実際欲しい。良い素材が。喉から手が出るほど。突き詰めても結局そこに行き着くのだろう。
でも物事には順序というものがあるのだ。育成に関してもそう。上がしっかりしていないと去年のように学徒出陣することになりかねない。だからこそ素材型の彼らではなく、即戦力ショートの必要性を訴え続けてきた。
それは楽天も、石井GMも同じ考えだった。即戦力を獲って誤魔化す間に下に出てきてもらう。ドラフトもその戦略で臨んだ。だが誤算が生じた。蓋を開けてみればご存知の通り、木浪を逃す結果に。その代わりと言ってはなんだが、少しでも候補を増やすために孫を獲得した。しかし、"即戦力"ショートを獲得することは叶わなかった。
話は変わるが、現状、ワイが楽天のショートを見ていて感じるのはこれ。
ショートとして"信頼"出来る選手がいない。
恐らく、ここに楽天ファンの言いたいことが詰まっているのではないだろうか。
楽天のショートはレギュラー争いを激化させるためにも白紙ということになっているが、順当にいけばこの椅子に座るのは茂木。キーマンでも紹介した通り、万全であれば打撃は12球団のショートでもトップクラスだし、守備も疲れが溜まっていなければ良い部類に入る。
彼が1番言われているのはその耐久性。1年間通して働くとか、130試合くらい出場してくれたら嬉しいがまあ無理だろう。その為、休ませる為に使う選手が必要なのだ。ここまでなら別に大きな問題はない。休ませる程度なら。
じゃあ何が問題かというと、過去3年全て故障で離脱しているという"実績"が問題なのだ。少し休ませるくらいでは全く効果はなく、疲れてくるオールスター前や後半戦で怪我をしてきた。そこまでチームはほぼ茂木に頼ってしまっているため、彼が抜けると大幅な戦力ダウンになる。
それもあって結局ファンも首脳陣も、茂木を信頼しきれないのだ。替えが利かず存在が強大すぎるが故に、あまりにも離脱の印象が強すぎて。そして信頼しきれないのにも拘らず何処かで期待してしまっているのが余計に性質悪い。
今季はその実力差を埋めるためにも、少しでも1軍に慣れさせるためにも山﨑や孫、村林を1軍キャンプで競争させるという策を講じている。実戦が始まってもそれは続くだろうが、茂木と彼らの差が大きく縮まるかと言われても答えはノーだろう。間違いなく、茂木が離脱した際にまた議論が始まる。というかもう始まっている。
他球団でも、殆どの球団にショートのレギュラーはいて、それに代わる選手なんていないに等しい。それに関しては別に楽天に限った話ではない。のに。
耐久性のあるレギュラーがいればこんなこと考えなくて済むのだが、あまりにも不安が大きすぎて考えざるを得ない。
その際、他の選手に実績がなさすぎる為、彼が怪我しても大丈夫と言い切れない。ショートとして1年間1軍でプレーした選手がいない。ある程度でも計算できる選手がいない。
捕手なら嶋がいて、一、三塁なら銀次や今江、ウィーラーがいて、二塁には浅村がいる。藤田もそうだ。外野も1枠こそ空いているものの島内と和基がいる。他のポジションは全て、最低限安心は出来る。それが実績。
実力で言うなら絶対的な存在がありながら、しかもまだプレー出来る年齢にも拘らず、彼の代わりとなるそこまで年齢の変わらない即戦力ショートを渇望している。客観的に見てどう考えてもおかしい。複雑すぎる。他球団とは全く異なる事情。いるのにいない。書いてて意味分からない。放り投げたい。
しかし本当の問題は理解できた。
前述した通り監督はレギュラー白紙と言っているが、ショートに関しては敢えてではなく、完全な白紙であった。力を持っている選手はいても、シーズンを通して見た時に安心して考えられない。固定できない。
一重に層が薄いと言われ続けてはいるが、個々の能力だけを見れば言うほどでもないように感じる。茂木以外にも山﨑剛さんとか孫とか、それなりにやってくれそうな雰囲気はある。というか慣れればやってくれるだろう。ただやっぱり実績不足なんだよな。
要するに、今の楽天には「取り敢えずこいつを置いとけばなんとかなるか」というショートがいないのだ。一言でレギュラーの不在。これによって拭いきれない不安が生まれている。
1本の太い柱が、大黒柱がないんだもの、そりゃ不安にもなるよねって話。しかもそれが1番大事なセンターラインなんだから余計に。
ここが冒頭に繋がるんだよなあ。「こいつなら大丈夫だ」という期待を持てる、それだけでポジれるような選手がいないからこそ、目玉となった彼らを欲しがる。
よし、理解出来たぞ。アサム・ラ・イラ=ナイのときとは違うんや!
まあ結局、欲しているのは「安心」なんでしょうな。1年間問題なくやったという実績。つまりレギュラー。当たり前だけど、固定出来ればその声も小さくなってくるでしょう。
じゃあどうすればええんや
「安心が欲しい安心が欲しいってなんやメンヘラみたいなことばかり言いよって。茂木かよ」とか思ってる人。ちょっとこっち来なさい。
そんなこと言われてもどないしたらええんやって話やんな。この複雑な、歪な状況を打破出来る方法が知りたいでしょう?ワイも知りたい。
というわけで考えていきましょうかね。簡単に考えて思い当たるのは2つ。
・現有戦力から台頭する
・獲る
いや結局どっちかしかないのよ。出てくるか補強か。
まあ今季に関しては選手が台頭する。これ以外ないっすね。静観するしかないのもそうだけど、出てくるのを待つしかない。茂木は勿論、それ以外も含めて。そこは競争ってやつですよ。いつまでも木浪でネガってないで、これからの実戦でポジっていけ。
台頭に関してはこれからだし言うほど書くことないんで、獲得について話を広げていきま。
"ショートを獲る"ということ
よく質問箱に投げられるのが「順位」の問題なんですよね。シーズンじゃなくドラフト指名選手の。下じゃ良い選手取れねえんだよ!って。実際どうなのか。改めて12球団のショートでも挙げてみましょうか。
4位以下の選手は2名。それ以外の9名は全員3位以上という結果に。高卒と大社は半々。やっぱ順位の関係は間違いなくあるわね。正確に言うと順位というよりは素材の問題か。では楽天の選手も見てみましょ。
なんや、結構上で獲ってるやん!
なんて勘違いしてはいけない。よく見てみよう。真ん中で区切って見てほしい。気付く方は気付くはず。
大卒と高卒に分かれている!
とかじゃないゾ。勿論それもあるけど。それは偶然。
右と左で何が違うかというと、本職かそうでないかという違いである。
左は元々違うポジションだった面々。大学時代、茂木と孫は主にサード、山﨑剛さんはセカンドだった。対して右の高卒組はみんなショート(兼投手)だった選手。
彼らの特長を考えてみても、真逆なのよね。大卒組は打撃を売りにしてるけどショートの守備は課題と言われてて、高卒組は守備は上手いけど打撃がお察し。西巻は現状大卒組に近いかもしれないけど。
ここから分かるのは至極当たり前のことなのだが、プロのショートは本職である選手のみ務められるということ。先程の他球団の面子を見ても、レギュラーとして君臨している選手は本職で、アマチュア時代からずっとショートを任されてきた選手ばかり。例外は藤岡だけ。彼の場合は肩で色々補える分守れているのよね。
センターラインはやっぱり守備が重要なんだよね。そんなの考えなくても分かる。その守備は別に上位指名じゃなくても問題ないというのはうちの高卒組が証明してくれている。他球団だと中島と大和がそう。要は動けてそれなりに肩が強ければいいわけだから。
じゃあ上位と下位の差ってなんだと。それこそ打撃なんだよな。守れるというだけなら下位でもいいけど、打てるっていうのが必要になってくると上位を割かなきゃいけない。そしてそんな選手ぽんぽん出てくるわけでもない。それで高騰したのが去年って話ですな。
少し話が逸れたので戻すけど、うちは本職のショートを上で獲ってないんですよね。三好が最後。
三好が、最後。
他の場合は別にそのポジションを獲らなくても埋められるケースなんてざらにあるわけですよ。例えばセカンド、サードならショートから回せるし、ファーストはサードから回せる。外野は割と何処からでも。でもショートはそうはいかない。可能性がないとは言わないけど、かなり低い。
とどのつまり、固定させるために先ずは上で好素材を、或いは本当の即戦力を獲らなアカンってことなんすね。他のポジションではなく、ショートで生きていける選手を獲らなきゃいけない。それが"ショートを獲る"ってこと。今まで楽天がやってこなかったことなわけです。
2019年のドラフト市場について
さて、獲得すべき対象が見えてきたところで今年のドラフト市場はどうなのか、というところに話を進めてみます。
いくら欲しいポジションが、需要があっても、供給がなければ指名できないからね。その確認はせんとな。個人的にはまだ時期尚早とは感じるけど、折角なので。現時点で軽く。本当に軽く。
先ずは素材型、高校生から。
上位候補として挙げられる選手は数名居るが、1位候補と呼べる選手は現時点ではおらず。順位気にしないならそれなりだとは思う。昨年と比べてはいけない(戒め)。
前述したものに当てはめて考えると、現時点で候補として挙げられる選手は3、4名か。なんや居るやんけ。
先ず1人目として挙げられるのは武岡龍世(八戸学院光星)。
武岡 龍世(八戸学院光星) pic.twitter.com/n4ttjAEYcA
— ちなハム (@nhfdraftpro) November 14, 2018
彼の持ち味は走攻守三拍子揃っていることや、広角に打ち分けられる打撃センス。神宮大会ではバックスクリーンに叩き込むなどパワーも十分。フットワークの軽い守備も良い。今のところ総合して1番評価が高いのは彼なのかな。センバツで是非注目してくださいな。
2人目は森敬斗(桐蔭学園)。
森敬斗② 遊撃手 50m5秒8
— おくら (@okura_toin) January 16, 2019
(島田ボーイズ→桐蔭学園)
荒削りながら抜群の身体能力を誇り圧巻の鉄砲肩で再三投手を助ける守備を見せた走攻守と三拍子揃う遊撃手
関東大会4試合で
打率.412(17-7) 3HR 12打点
高校通算8HR(11/26時点) pic.twitter.com/Qa3QDgsSqa
神宮大会で少し評価を落としてしまった部分はあるかもしれないが、それ以前はNO.1評価だった選手。彼の持ち味は走攻守揃った中でも昨秋7本塁打を記録したその打撃。神宮でミスが目立った遊撃守備はあまり買われていない模様。肩は強い。
ただ、評価は高いものの桐蔭学園ということで進学が濃厚。本人もその線で考えている様子。更に同ポジションに先輩がいるおかげで指名自体微妙。茂木ェ…
楽天ファンであり、憧れの選手が堀内というのは面白い。まあ静岡出身ということを考えればまあ納得。彼もセンバツで注目よ。
3人目は紅林弘太郎(駿河総合)。
紅林弘太郎(駿河総合2年/遊撃手)
— あお (@gf3KfX0RHWLDJ6g) October 28, 2018
1年夏から遊撃手の定位置を掴み早くからプロも注目する来年のドラフト候補。柔らかいスイングで広い清水庵原球場にアーティストの放物線を描き、左中間スタンドに特大のアーチを放つ。三遊間の難しい打球も難なく捌く遊撃手としての守備範囲の広さも◎#駿河総合 pic.twitter.com/arganc3DJN
右打者なら間違いなく高校生NO.1、186cmの大型ショート。彼の持ち味は打球の力強さと大柄ながらも動きの良い守備。そして強肩。阪神が4番候補としてリストアップしているという記事も出たように、右打者で大きい打球を打てるというのは他の候補にはないもの。動画や情報は少ないが、注目して追っていきたい選手の1人だ。
4人目は熊田任洋(東邦)。
熊田 任洋(東邦) pic.twitter.com/qG2X1AKxFg
— ちなハム (@nhfdraftpro) November 11, 2018
1年秋からショートに定着し、昨夏も甲子園に出場。その頃から注目されていたが昨秋から更に注目され始めた選手。彼の持ち味は1年秋からの公式戦で4つしか三振を喫していないというバットコントロールと広い守備範囲、そして強肩。守備面で言うなら今回挙げる高校生の中で間違いなくトップだろう。神宮大会でもファインプレーを連発。彼もセンバツで注目して、どうぞ。
続いて即戦力、大学・社会人に移ろう。
昨年に引き続き、不作。でも昨年よりかは数はいる印象。現時点で何人だろうなあ。一般的に上位候補と挙げられるのは1人か。でも今回は3人挙げていきます。
先ず1人目は檜村篤史(早大)。
檜村篤史③
— おくら (@okura_toin) November 26, 2018
(木更津総合→早稲田大)
木更津総合では1年夏からレギュラーの座を掴み取り3年春の選抜ではHRをマーク
早大に進学すると2年春から主戦を任され今秋のリーグ戦ではリーグ8位の打率.327と自身初の二桁打点を挙げた好打好守の遊撃手 pic.twitter.com/8JxBhARhDu
即戦力ショートのうち、唯一上位候補として名前が挙がってきそうな選手が彼。持ち味は打撃力と強肩を活かした守備。昨春までは2割台後半で中々上がってこなかったが、秋に打率.327を記録。代表候補の合宿で2ランを放つ等漸くその力を発揮してきた。守備では映像を見ていても分かるが、肩が本当に強い。年を追う毎に動きも良くなってきていると感じる。
ただ、こちらも森と同じく楽天に先輩が居る。茂木はなんや呪いの装備か何か?
2人目は小豆澤誠(JX-ENEOS)。
小豆澤誠 遊撃手
— おくら (@okura_toin) October 31, 2018
(飛龍高校→上武大→JX-ENEOS)
上武大時代のショートでのフィールディング集 pic.twitter.com/YqjKbpqY3L
もう既に、一部の楽天ファンの間で獲得を待望されている選手。彼の持ち味はなんと言っても、大学時代から定評のあった守備。来年の候補の中では間違いなくNO.1だろう。範囲も広いし、肩も強いし。華もあるし。昨年のロッテとのオープン戦では2本塁打を放つ等、社会人に入ってから打力もアップ。個人的な評価は彼が1番。彼が入ればショート問題解決するでしょ。というくらい期待値は高い。
3人目は小深田大翔(大阪ガス)。
小深田 大翔(大阪ガス) pic.twitter.com/qJRbCf8Qt8
— ちなハム (@nhfdraftpro) January 6, 2019
昨年、大社のショートとしては恐らく1番目立った選手。また、一部では最も有名なアマチュア選手とも言われている。というのも、毎年オフに収録される「バトスタ」にデモンストレーターとして出演。華麗な身のこなしで会場を沸かせたことから覚えている方も多いのではないだろうか。
さて選手としてだが、都市対抗で打率.300、HRを1本放つ等の活躍を見せ大阪ガスの初優勝に貢献。見事若獅子賞を獲得した。彼の持ち味は走攻守3拍子揃っていること。そこだけ見るなら即戦力の中では1番じゃないかしら。小柄ながら"振れる"のも彼の大きな強みと言えよう。比較対象となるのは福田周平(オリックス)なのかな。
まとめ
選手紹介以外、何処かで似たような考えを見たなとか感じたかと思うんですが、やっっっっっぱり冒頭に繋がるんすよね。アレを深く書いてみたらこの記事になったって感じなんすかね。現状。行き着いてしまっていた。
今回楽天のショートについて改めて考えたわけだが、どう考えを廻らせてもそこに辿りつく。即戦力も好素材も、喉から手が出るほど欲しい。島井も思わずフライングしてしまうくらい。
しかし、考え自体は変わらないものの、今年と去年で大きく変わったものがある。
それはチーム状況。去年は最下位でショートだけでなく野手全体の層がペラッペラだったが、今年はドラフトやFAでの選手加入によりある程度は余裕が持てるようになった。
急務である補強ポイントが減ったことで余裕が生まれ、今年こそはショートを最優先に考えることが出来る。多少高いと言われようが、この危機を打破できるような選手を指名すべきだと思う。去年みたいにまた補強ポイントが次々出てきたとしても、優先しよう。して。それくらいヤバい。
取り敢えず現有戦力に関してはシーズン中は静観するしかない。新たな選手が出てくるか、出てこないか楽しみにして待ちたいと思う。
もし出てくれば好素材を獲ればいいし、逆であれば即戦力を狙いに行く。ある程度余裕があるからこそ出来ることなので、それくらいショートに執着した姿勢をそろそろ見たいところだ。
というところで今回の締めとしたい。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
本編で2000字いけそうかとか心配してたのに結局10000字超えるやつおる?
しかし久しぶりにこんなに書いた気がするゾ。ワイやるやん。なんとなく、最近の記事の中でも「書けた」って感覚がありますね。思った以上に筆が進んだ。久しぶりなのかな。思いつきで進んだって言うのも。これもぽニキの影響なんですかね。そんなわけないね。あってたまるか。
あ、なんか茂木アンチみたいになってますが茂木好きですからねワイ。誤解せんといてな。
次回もいつもの如く未定です。また思いつきでいいお題が浮かぶとええな。
では今回はこの辺で。
2019シーズンのキーマン5+1選、野手編。
どうも、ブログよりも東方の人気投票で頭を悩ませているだんだです。
今回も引き続き、今回も2019シーズンのキーマンを紹介していきたいと思います。
がその前に、アンケートへの回答ありがとうございました。
前書き
— ごまだんだ (@pokoda514) January 20, 2019
「短い方が良い」という票も合わせると、実に84%もの方から前書きはあった方が良い、書いてほしいという意見を頂きました。ありがとうございます。
建前はこの辺にしておいて。
自分でアンケ取っておいて言うのもアレだけど、最初にこの結果見た時思慮浅いこの頭の、その脳裏に浮かんだものは
脅迫かな?
の5文字。
「前書き見るついでに本文読んでるんだよお前、前書き書かないとフォロー外すぞお前」という。
実際いいねとアクセス数減ってるしなぁ。やだなぁ。怖いなぁ。
いや怖さでいったらアレですよ、なんかクソリプ贈呈されてこてんぱてんにされたり、ハッシュタグ付きの引用RTされたり、見に行った試合の9回に守備固めで出てきた選手が落球するくらい。
これならまだ夢の方が良かった。
リンク貼れないのキッツいなこれ。
しかしな、まさかこんなに多くの方が前書きを欲しているとは思わなかったんだよな、正直びっくりした。ほんとに。ワイのフォロワーさん物好きな方多すぎない?
しかもな、こんな真面目なコメントまで頂いちゃってな。
初めてめっっっっっっちゃちゃんとしたコメント頂けてうれc pic.twitter.com/6pS2E4MXBs
— ごまだんだ (@pokoda514) January 21, 2019
思わず天に昇ってしまうかというくらい嬉しくなってしまったので、今度200円のコーヒーでも買ってみようと思います。
前回はやりませんでしたが、今回からは曲紹介再開していきます。迷いに迷ったけど今回はこれ。
独特のテンポといいメロディーといい、まさに引き込まれる1曲。僕は何よりも歌詞が好きです。担当とか抜きにして曲が好き。完成までに紆余曲折あったのも納得出来るわね。未だに出来てないので今年はMASTERフルコンしてえなあ。
良い曲だぞ。みんな買え。
では本題に。
今回はキーマンの野手編です。投手編に比べてデータ面で少なくなってしまい、やや抽象的になってしまったのは申し訳ありませんが気軽に見ていってくださいな。
毎回のことですがこのような感じでいくかもしれないので、これまでの文章で嫌だと思った方やなんだこいつ等思った方はブラウザバックを推奨します。
では目次。
今季のキーマン
【#5】茂木 栄五郎
良くも悪くも彼次第で大きく変わる。今季こそフルシーズン1軍で
昨季成績
100試合 .247(361-89) 7本 24打点 12盗塁 長打率.349 出塁率.328 OPS.677
キーマンとして挙げる理由
昨季は故障の影響によりぶっつけ本番のような形でシーズンに臨んだものの、結果は見ての通り。プロ3年間でワーストの成績を残した2015ドラ3内野手。
チーム成績という面から見れば彼が今季の鍵を握っていると言っても過言ではない。文句なしに1番のキーマン。
キーマンとして挙げる理由は上で挙げている通りなのだが、彼がいるいない、万全かそうでないかでは戦力的に大きく違う。大きくどころではない。それこそ順位が変わるレベルで違う。
ここで改めて茂木がいない場合の楽天のショート候補を見てみよう。
・藤田一也…浅村の加入によりスーパーサブに。ショートもいけるだろうが連続出場すると成績がガタ落ちする
・山﨑剛…本職はセカンドもショートに挑戦。田中(広島)に弟子入り
・村林一輝…守備は素晴らしいが打撃が1軍レベルにない。今宮に弟子入り
・西巻賢二…楽天のトッププロスペクト。正直まだ2軍に漬けておきたい。坂本に弟子入り
・渡辺直人…スタメンはキツい。またおっさんにやらせるのか(困惑)
・三好匠…リハビリ組。守備はNO.1も打撃が(ry
・渡邊佳明…ドラ6ルーキー。将来的にはまだ分からないが、即1軍ショートは厳しい
戦力分析の記事でも紹介した通り、ポジろうと思えばポジり倒すことは出来るものの、不確定な要素が多すぎて怖いというのが正直な感想。それくらい薄い。
続いて万全でなかった場合。
まあ昨季の話なのだが、1番言われたのはやはり守備だろうか。UZRを見ると-10.8で12球団ワーストの数字に。しかしこれは故障の影響。万全の状態だったルーキーイヤーは最終的には-1.6だったものの、一時期+8.6を記録し12球団トップだった。
WARを見ても、2017年は3.8を記録。パリーグ6球団の野手で8位、ショートの中では3位と素晴らしい成績を残していた。
何の不安もなくシーズンを迎え、疲労管理をしつつ出場させればこのくらいの成績を残せることは分かっている。2017茂木が帰還すれば12球団最強の二遊間が形成されるのは間違いないので、彼の復活に期待すると共に首脳陣にも細心の注意を払って起用してもらいたいところだ。
調べてたらこんな数字が出てきたのは内緒である。
【#7】辰己 涼介
大きな期待を受けるルーキー。背番号に恥じない活躍を見せつけられるか
選手動画
キーマンとして挙げる理由
全楽天陣営が涙した(?)待望のドラ1。もう既にファンになったという方も多いのではないいだろうか。
キーマンとして挙げる理由は単純に外野(ライト)が白紙だからというのが1つ。
ペゲーロが退団、岡島が捕手再転向と昨年主に守った2人が消え、白紙の中でも真っ白というポジションなのがこのライト。競争が起こるのは必至なのだが、その中で台頭してもらいたいのが彼。
ドラ1だからというのもあるが、守備面での能力が他の候補と比べて抜けている。ライトを守る上で重要なのが彼の持ち味である肩。プロでもトップクラスの強肩を活かしての抑止力に期待がかかる。勿論、打撃とその脚力にも期待してます。頼むで。
また、もう1つの理由としてリーダー、或いはチームの中心選手となれる素質を持ち合わせていることが挙げられる。
2019ドラフトの選手たちを纏め上げ、その中心として立つ等早くもその力を遺憾なく発揮。私の記憶ではこんなに仲の良い世代は初めて。勿論辰己1人だけの力ではないが、そのきっかけをつくったのが彼であることは間違いない。
楽天は長年嶋に次ぐ中心選手が出てこず、そういう面での後釜も欲しかったところで彼を獲得できたのは非常に大きい要素で、プレー以外での貢献も非常に楽しみな選手。彼が今季レギュラーとして定着すれば、一気にチームの雰囲気を変えることが出来るだろう。
【#36】 内田 靖人
漸く蕾を膨らませた和製大砲。今季こそ大輪の花を咲かせられるか
昨季成績
58試合 .198(177-35) 12本 25打点 長打率.435 出塁率.259 OPS.694
キーマンとして挙げる理由
昨季は自身初の開幕スタメンに名を連ねたものの、2度の2軍落ちを経験。しかし生え抜き右打者初の二桁本塁打を記録する等、飛躍の年に。オープン戦首位打者の呪いなんかなかったんや!
キーマンとして挙げる理由は、純粋に和製大砲として開花してもらいたいからである。理由じゃなくて願いじゃないかと思う方も多いだろう。しかし彼を一/三塁に固定出来れば今後数年そのポジションで悩むことがなくなる他、その分外国人を1枠他に回せるという利点がある。
ずっと使い続けていれば20本は軽くいっていたのではないかとチーム内から声が上がる等チーム内での期待値も高い。石井GMは生え抜きの育成を重要視していることからも、1軍での育成という面ではこれからを考えても彼が1番の期待株と言っていいだろう。
そういう意味では今年だけではなく、今年を含めた今後のチーム作りを考えた上でのキーマンと言った方が正しいかもしれない。いずれにしろ、彼が固定出来る出来ないでは戦力的に大きく変わってくる。創設から15年と節目の年となる今季こそ、待望の和製大砲として大きな花を咲かせてもらいたいところだ。
といっても咲くのはバナナの花だろうけど。
【#69】ジャバリ・ブラッシュ
パワーはメジャー屈指。4A選手と言われた実力を日本で発揮出来るか
昨季成績(3A)
83試合 .317(287-91) 29本 61打点 長打率.700 出塁率.431 OPS1.131
Twitterアカウント
選手動画
キーマンとして挙げる理由
メジャーでも屈指の打球速度を誇る右の強打者が楽天に加入した。
彼をキーマンとして挙げる理由は浅村の後ろを任せられる最有力の打者であるということが最も大きい。
今オフ浅村を獲得し、大幅な戦力アップを果たしたわけだが、その浅村を最大限活かすためには前後の打者が重要になってくる。前には「島内を置いておけば何とかなるしそれが1番やろ」という謎の(?)安心感がある為気にしなくてもいいのだが、問題は後ろ。そこまで脅威にならない打者を置いた場合、簡単に敬遠されてしまう。
そこで石井GMが連れてきたブラッシュの名前が挙げられるのである。コンタクト率は54%とこの世のものとは思えない程低いものの、一歩間違えればあっという間にスタンドに放り込まれるというパワーからくる単純な脅威、圧力は楽天野手陣の中ではトップクラス。2017の茂木ペゲのように、敬遠したくても出来ないような状況を作れれば最高よね。
そしてもう1つ、チームとしてありがたいのがファースト構想。
メジャー、マイナーでは1度も守ったことはないが、ウィンターリーグで守ったことがあるファーストでの起用も考えられている様子。もし実現となれば起用の幅が広がり、オーダーによっては鉄壁の外野陣を敷くことも可能になる。
不確定要素は大きいものの、ハマれば楽天の強みになることはまず間違いなく、相手バッテリーにとって嫌な打線になるだろう。ウィーラーが不調で、4番らしい4番が固定出来なかった昨季。得点力大幅アップの為にも、彼を4番に据えたいところだ。
【#2/#65】太田 光/堀内 謙伍
今季こそ若手捕手台頭の年。嶋の後釜として名乗りを挙げるのはどっちだ
昨季成績(堀内)
12試合 .174(23-4) 0本 2打点 長打率.261 出塁率.208 OPS.469
インスタ垢(太田)
キーマンとして挙げる理由
どちらも春季キャンプは1軍スタートとなった若手捕手だが、彼らを纏めたのは2人のうちどちらか、或いは両方で嶋の出場機会を奪ってほしいという願いを込めてのことである。
嶋も今季で35歳を迎える。去年はフルシーズン1軍で盗塁阻止率も改善したものの、打撃面の劣化は止まらず。今までのように1人に任せるということは出来ない。昨季も山下を起用する等後釜育成に取り掛かったものの、残念ながら脅かす存在は出てこなかった。
そこで期待されるのがこの2018ドラ2の太田、2015ドラ4の堀内両捕手。
太田の魅力は「勝てる捕手」であるということと、「打てる捕手」になり得るということ。"嶋"の後釜を求めるなら彼だろう。
右肩の違和感の影響か秋季リーグでの不調もあり、上位候補ではないというところまで評価が落ちていると思われたが、即戦力NO.1捕手という評価は変わらなかったか思い切って上位で指名。蓋を開けてみれば右肩も完治している様子で、現時点でこれといった影響は見られない。
対して堀内は昨季終盤目立った他、「2軍で正捕手を務めた」という経験が強みになってくるだろう。
来季期待される若手投手陣は全員、今年は2軍が主戦場だった投手ばかり。その中でずっと受け続けてきた堀内はその特長を理解しており、嶋とは違って若手投手が萎縮しないという面も含めて最大の売りといえる。
今年のドラフト市場で即戦力捕手が豊作というのは周知の事実であり、スカウトやGMが知らないはずもない。更に堀内の台頭もあり、昨年のドラフト時点でのファンの声は「捕手は来年が良い」という意見の方が多かった。その中で昨年太田を指名したことから伺えるのはこれから勝てるチームを作っていく上で、次世代の捕手事情に関して相当焦っているということだ。
これからチームを作っていく上で考えても、去年のドラフトを考えても今季若手捕手が台頭するのは「絶対」案件。この2人合計で60試合(全体の2/5)程度マスクを被ることが出来れば、来季以降に繋がっていく筈だ。
まとめ
今回もまとめは短めに。
昨季の最下位は間違いなく野手が原因と言える。
浅村という強大な戦力が加わったものの、投手とは違いマウンドの改修のような全体に直接関わるような上澄みはない。その為、個々のレベルアップや新加入選手の活躍がなければいけないし、それがなければ順位アップなど夢のまた夢の話になってしまう。
投手編ではキーマンとして挙げた投手以外にも注目したいと書いたが、野手編では全体の中でも今回挙げた6選手に注目したい。今回取り上げた選手はブラッシュの他は若手ばかりで、彼らが活躍することで今季は勿論、今後に大きく関わってくる。
補強としてはやれることはやったので、彼らを中心として野手の上澄みに期待しつつ、今週から始まるキャンプを楽しみに待つというところで、今回の締めとしたい。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
余談ですが、年明けてから記事書いてて「15000字ってどうやって書いたんや…?」って思うんですよね。まあキャンプ始まったら野球熱が高まってもっと書けるようになるだろうなんてそこまで重要視はしてないんですが。まあ適当に書いてればいけるやろ。
次の題材はまだ決まってません。キャンプに関するものになるのか、この前貰った中からなのか、更に挙げて貰う中からかは分かりませんが、思い付いたら書こうと思います。
1000とか2000字でいいならワンチャン曲紹介とかあるな。ないか…
まあ取り敢えずキャンプが、成長した選手と新戦力が見たい。早く見せて。日曜日はCS無料なので、加入してない方も絶対見ようね!
変な終わり方ですが今回はこの辺で。コーヒーは買わないことにします。
2019シーズンのキーマン5選、投手編。
どうも、質問箱の帝王ではありませんだんだです。
今回は長ったらしい前書きはなしで、早速本題に入っていきたいと思います。今までの記事で「前書きが長すぎる」、「前書きが本題かと思った」、「終わったと思ったらまだあった」等の意見を貰うことがあったのでね。
僕の記事はリンクを多めに貼っていることもあってか、どうやら何度も繰り返しアクセスするという方が多いようで。本当にアクセス数だけは多いのよね。いや推測だけども。
前書きの前に目次を持ってきているわけでもないので、前書きが長いとその度にそこまで戻るのは大変。ということで今回は省略させていただきます。曲紹介等楽しみにして頂いていた方は申し訳ない。
また、読者の皆様にアンケートの回答をお願いしたいのです。この記事のツイートに前書きに関してのアンケートをくっつけておくので、どうぞ宜しくお願い致します。
とか書いてる間に380字くらいになってしまっているのおかしいなあ。
では本題に。
何にしようか迷いましたが、今回は2019シーズンのキーマンについて書こうかなと。
これについてはもうそれはそれは物凄く浅い理由があったのである。
実はこの記事の他に題材として考え、本題を書き出すところまでいっていた物がありました。
その題材が何かというと「2019シーズン全選手の期待値」だったわけなんですけども。何故没になったかというと、単純に書く内容が多すぎるからという理由です。
多いなら分けて書けばいいじゃないということで、1日1記事アップしようかとも考えました。ということで計算しましたが、致命的とも言える問題が。
開幕に間に合わない。
その数全82選手。いや無理だろ。
年末に書いた記事の通り、忙しくなってしまっているのもあるので1日に書く量を増やすことも出来ないし、休日でやるにしてもどうしても集中力が続かない分後半の内容が薄くなってしまう。
という言い訳を思い付いたところで題材変更に踏み切ったのでした。
キーマンなのに5選っておかしいだろと仰る方もいるかとは思いますが、1人だけの内容を膨らませるだけの力がないという個人的な理由と、元々全選手書く予定だったので、それがなくなった分なるべく多く書きたいということで5名に。1人だとダメだったときまた逆神っていわれるしな
まあそんなこと考えてる暇があったら早く書けと言われそうなので、目次へ。
毎度のことながら、嫌だ、なんだこいつ等思った方はブラウザバックを推奨します。
アカン結局1000字超えとるわ
今季のキーマン
【#28】小野 郁
同学年が入ってくる5年目のシーズン。着実に成長した姿でブレイクを
昨季成績
9試合 10.1回 0勝1敗 防御率3.48 BB/9 3.48 K/9 7.84 WHIP 1.26
キーマンとして挙げる理由
前々回の記事でも楽しみな選手として挙げた2014ドラ2右腕。昨季は2軍でセーブ王に輝いた。1軍でも防御率、奪三振率はキャリアハイであり、来季に繋がる1年に。
決して目立ってはいないものの、着実に成長を続けているという点が彼を推す1番のポイント。次の表を見てほしい。
見ての通り、防御率、奪三振率、空振り率の全てが良化してきており、来季もその期待は膨らむところだ。
また、年を追う毎に直球の割合が低くなってきているのが判るだろう。これは変化球の質が良くなっているということを意味し、成績向上の大きな要因になっていることは間違いない。
昨季は主にスライダー、チェンジアップ、カーブを投げ、いずれも被打率は.200以下。
投球割合の28%を占めたスライダーは被打率.125。また、空振り率に関してはチェンジアップが25%、カーブは15.38%と高水準だった。
一方で、自慢の直球は被打率.368。直球のボリュームアップは課題と言える。しかし見方を変えれば直球の印象が強く、それだけ狙い玉として待たれているということでもあるだろう。責め方を工夫し打者を欺くことが出来れば、もっと成績を残せる筈だ。
2014ドラフトは特に不作であり、「安樂を指名していなければどうなっていたことか」と言われ続けてきた。その中で昨季は安樂のパフォーマンス低下が目立ち、小野が台頭しようかという年になった。今までは安樂が希望になっていたが、今季の活躍次第ではファンの中でその評価が逆転するかもしれない。
今季は同い年の大卒が入ってくる1つの節目の年になる。高卒トップクラスの素材として注目された男の爆発に期待したいところだ。
【#52】森原 康平
防御率以外は素晴らしかった昨季。今季こそ"皆が認める"復活へ
昨季成績
17試合 17回 1勝2敗1H 防御率5.82 BB/9 1.59 K/9 10.06 WHIP 1.24
キーマンとして挙げる理由
フル回転でブルペンを支え、ファンに散々ポジられた1年目前半。しかしその時の無理が祟り後半は炎上、オフには手術で昨季前半は全休と底を味わった2016ドラ5右腕。
彼をキーマンとして挙げる理由は2つあるのだが、その1つは防御率以外の成績の良化。次の表を見てほしい。
見ての通り防御率のみ悪化しているものの、それ以外の3つは良化していることが判る。
球種1つ1つを見ても直球はボリュームアップを果たし、昨季の空振り率6.02%を大きく超える12%を記録した。更にフォークが被打率.217、空振り率28.85%と決め球として使えるレベルに。正直、これだけ見ればマウンドの影響を度外視しても何故防御率が悪いのか判らないレベル。
そこで少しセイバーに触れてみようと思う。今回紹介するのはFIP。被本塁打、与四死球、奪三振率等から算出される、簡単に言ってしまえば「投手自身の能力を表す」指標。
通算のFIPと防御率は近い値になる傾向があり、BABIPの影響を受けないFIPは防御率より安定度が高い。そのため、FIPは翌年の防御率を予測する際に参考となる[2]。
そのFIPだが、森原は2.00。規定到達者でのリーグトップが則本の3.21ということを考えるととんでもない数値であることが分かるだろう。
あくまで参考である為、間違いなく防御率が良くなるというわけではない。しかし素晴らしい数字であることは確かであり、その点では来季期待出来る要素の1つと言ってよいだろう。
そしてもう1つの理由。それがマウンドの改修。
クリぼっちinナンダリーカンダリー
— MIK TUGofC&A (@mik_tare) December 24, 2018
スタジアムのマウンド改修中だった#r891 pic.twitter.com/0GD4iMGjYb
やったぜ。
菊池雄星対策として選手にも伝えられることなく昨オフ改修されたマウンド。その効果は確かにあった。しかし相手投手を崩すきっかけを作ることは出来たものの、肝心の打撃陣が弱すぎて点が取れなかったという話や、それ以上に楽天の投手陣が崩れてしまったという話はこれまでも何回かしただろう。
そして人的補償の記事でも紹介した通り、森原は昨季、ホームで全11失点を喫しており、防御率は9.58とマウンドの影響を最も受けた投手の1人となった。
ビジターで失点していないところから見ても、マウンドさえ合えば申し分ない成績を残せるのは確か。去年のように回跨ぎさせない起用を続けて、自分の本来の実力でブルペンを支えてもらいたいところだ。
【#56】鈴木 翔天
怪我さえなければドラ1確実だったルーキー。癒えた左腕でチームを救えるか
選手動画
鈴木 翔天(富士大) pic.twitter.com/j9ouIh3cFa
— ちなハム (@nhfdraftpro) January 5, 2018
キーマンとして挙げる理由
まさか怪我が治っているとは思わなかったため、今季は2軍で怪我を癒してからお試し登板するくらいだと考えていた。
が、まさかの完治済み報道。
思わず叫んでしまった。割と真面目に。元々はドラ1候補と呼ばれた左腕で、万全であればローテ入りできる実力を持った投手。本来ならこの順位で指名してはいけない選手だとも紹介した(選手解説に関してはこちらでどうぞ)。
そんな選手が入団してくれただけでなく、全力で投げられるレベルまでになっているという。これほどのサプライズもない。
彼をキーマンとして挙げた理由は、楽天の先発左腕事情にある。
ローテを守っている辛島、怪我で今季で遅れることが確定している塩見に次ぐ左腕がおらず、次世代の候補は勿論すぐ使える人材も欲しいところだった。
本来の実力を発揮できるなら、先程の動画くらいは投げられるはず。もしそうなれば今だけでなく将来を考えてもチームとして非常にありがたいことであり、個人的に大きな期待を掛けたい。
【#62】西口 直人
一躍トッププロスペクトとして名を挙げた"岸2世"。シンデレラストーリーの実現なるか
昨季成績
1試合 7.2回 0勝0敗 防御率2.35 BB/9 1.17 K/9 3.52 WHIP 0.78
キーマンとして挙げる理由
楽天に数多くいる若手先発候補の中で、西口をキーマンとして挙げたのには活躍してほしいという個人的な願いも含まれているが、他の若手が課題としている武器を既に持っているため1番出てくる可能性が高いのではないかと思っているからである。
その武器とは制球と変化球、そしてその2つからくる安定感の計3つ。
成績を見ても分かる通り、制球は結構良い。四死球率が低いのは勿論、大きくコースを間違えることが少なく、決め球をコースに投げ込めるというのは彼の強みと言える。
変化球に関して、昨季は鋭く縦に落ちるカーブと非常に抜けの良いチェンジアップを使っており、直球と相性も良くどちらも決め球として十分なクオリティ。オフから伊藤智仁コーチ直伝のスライダーを試しており、投球の幅が広がるのは間違いないだろう。
また、その2つの武器を生かした安定感も彼の武器。昨季は2軍、オフも含め13度先発の機会があったが、そのうち9回でQSを達成。QS率69.3%は見事な数字と言っていいだろう。
楽天の若手投手は力強い直球を持っているものの、制球や変化球に課題がある投手がほとんど。その中で3つの武器を持っているというだけで他の投手より頭1つ、2つ抜けていると言える。
質の良い直球とスライダー、カーブ、チェンジアップの3球種。そして制球の良さから思い起こされるのは楽天のWエースの一角である岸。ドラ10として話題になった彼がついに開花し、シンデレラストーリーを築くことが出来るか。今季最注目の若手投手だ。
【#64】福山 博之
勤続疲労とホームに苦しんだ昨季。鉄腕復活への鍵はマウンドにあり
昨季成績
21試合 21.1回 1勝2敗3H 防御率6.75 BB/9 5.91 K/9 1.69 WHIP 1.97
キーマンとして挙げる理由
勤続疲労の影響、そしてホームのマウンドに散々苦しめられ思うようにいかなかった昨季。
キーマンとして挙げる理由は言わずもがな。復活の可能性が高く、彼の復活が中継ぎ最大の補強であることは間違いないからだ。
というのも、彼も森原と同じようにマウンドの影響をモロに受けた投手だから。次の表を見てほしい。
引くレベルでしょこんなん。わけが分からない。悪いなんてレベルではない。もうこの際だからチーム投手成績を見てみよう。
ワイ「アハハ!」
やったね!防御率良化は間違いないよ!
マウンド改修も踏まえてプロテクトしたんだろうなあと考えると石井GM有能ポイントがまた上がってしまう。
さて話を戻そう。ホームとビジターでの成績の乖離が激しかった福山だが、その中で唯一奪三振率だけはそこまで変わらなかった。ここから判るのは何もマウンドだけの問題ではなかったということ。平均球速も144km/hから142km/hと低下しており、確かに勤続疲労の影響は出ていたということだ。
勤続疲労に関しては昨季後半2軍でも投げさせなかったことで抜けていることを願うしかないのだが、今季マウンドの影響は間違いなく出ないだろう。前述した通り、サブちゃんの復活が中継ぎ陣最大の補強。彼が再び1軍のマウンドでフル回転する姿を待ち望んでいる。
まとめ
今回キーマンとして挙げた投手の1軍戦力化に是非期待したいところだが、彼ら以外にも楽しみな投手はたくさんいる。
今オフの投手陣にとって間違いなく言えることとすれば、
マウンドの改修が最大の補強
ということだろう。
チーム全体としてあのような結果が出ているのだから、マウンドの改修による恩恵を受ける投手は間違いなく多い。
ホーム成績を含めても防御率リーグ3位だった投手陣が、来年は1位の成績を残すことを夢見て、短いがこの記事の締めとしたい。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
いつもの半分程度の文章量でかつ、真面目さMAXみたいな感じでしたが、如何だったでしょうか。感想等頂ければ幸いです。
また、今季の楽天の展望や今までのドラフトの振り返り等といった案も頂きましたが、それらを組み合わせてこの題にしてみました。案を挙げてくださった方々、本当にありがとうございます。
他の方も、読みたいものがあったら質問箱にでもいいので宜しくお願いします(n回目)。
次は野手編となります。多分来週の土日。遅くともキャンプ始まる前までは書きます。
ではこの辺で。