2018ドラフトについて、のはず。
どうも。早くもスランプに陥ってしまいました、だんだです。
本当にどうしたんだろうな、というくらいネタが浮かんでこない。
「いけるやん」、「文才ある」と持て囃され、天災と謳われた団子がどうしたことか。
時間が経って硬くなってしまったβでんぷんのような頭になってしまっている。
…おかしい。こんなことは許されない。
前回からそんなに日数は経っていない。
勿論、記憶が消去されたという形跡も無い。
じゃあ何があった。思い出せ。
僕は気付いてしまった。解ってしまった。
記事の大まかな内容を書いた日曜から1週間足らず、前回記事を作成した後に何が変わったか。
そう。
コラレスの退団である。
楽天の超有名かつ、ファンサも良い人気選手を戦力外にしてしまった代償はやはり大きかった。
このリスクを考えると去年切らなかったことにも合点がいく。
間違いなく、第2次コラレスショックと言って良いだろう。疑いの余地も無い。
戦力外を受けても楽天ファンを苦しめるとはなんという男だ。早く帰れ。
もう帰ってる?
そんなの知ったことではない。帰れ。
しかし気分転換に腹筋してもスクワットしても島井の牽制死見ても、全然まっっっっっっったく浮かんでこないし、仕方が無いのでタイムリーなコピペで胸に秘めたる魂を解き放ちたいと思う。
は?
なんなの?まじに。
東北楽天、上林スルーで濱矢指名てありえないんですけど。
ほんっっっと無能だわ、クソ編成。
マジに最後まで見たいやつは何かコーヒー1杯分の値段で読めよ。
あらかじめ期待されてるベテランらしからぬ打撃やめろよ。これだから後藤嫌いだわ。ますます嫌い(ꐦ°д°)うざっ
ここまで読んで「ただの八つ当たりじゃん」「こんなの見ても仕方ないや」と思った非常に鋭敏な方、またこのノリが苦手、嫌だ、なんだこいつ等と思った方は速やかなブラウザバックを推奨します。
気を取り直して、先日投稿した生まれて初めて書いたとは思えないような「乱文」記事ですが、なんか分からないけど多くの方に見ていただけたようで。
まさか初回で600回以上もアクセスされるとは、フォロワー数超えるとは思っていなかったのでね。素直に驚きました。
なんでこんなに驚いてるって、僕のスケジュールや疲労、健康を気遣って「需要が無い」に入れてくださった非常に心優しい15%の方々除いてこれだからね。
本当に物好きな方が多いんだなあと改めて実感しました。
まあ正直なところ、
なんであんなサムネで開こうと思うんだ…
って疑問は多少ある。
だって見えてる地雷を怖いもの見たさで踏みに行ってるみたいなもんじゃないか。
毎日今季絶望してる吉持もびっくりよ。
また、多くのRT、いいねだけでなく感想やオコエも多くの方に頂きまして、本当にありがとうございました。
もう嬉しくて嬉しくて思わず守備固め岡島が落球してしまいました。山形でのアレまだ許してないからな。
これからも皆さんの声を励みにしながら、全力でサボりつつ執筆を進めていきたいと思います。
さて前置きが長くなってしまいましたがお待ちかねの本題に。
前回の最後で書きました通り、今回は先週行われた2018ドラフトについて。
まあドラフトに関しては一応仮想ドラフト楽天担当としてのプライドというものがありますから、楽天ファンのブロガーさんやそこら辺の雑誌には負けたくない、という思いがあります。
少なくとも先日投稿していた某 コーヒーの人には。
というわけで選手毎に、解説は勿論、中には、画像や余談も交えながら巫山戯つつそれなりにしっかり書いていきますのである程度長くなってしまいます。短いところもあるけど、決してめんどくさくなったわけではないんだ。情報が少ないんだ…
まあ張り詰めずに、楽な気持ちで読んでいただければと。
因みに今回の真面目度はこのくらい。
それでは漸く目次です。
指名選手まとめ
1位 辰己涼介
外野手 立命館大学
・選手解説
大学、いや社会人含めても今年NO.1、スカウトの誰もが認める即戦力野手。
1年目からレギュラーとして期待出来る。 走攻守3拍子揃っており全てにおいて能力が高いが、特筆すべきはプロでもトップクラスの肩。レーザービームで観客を魅了する、シートノックだけでお金が取れる数少ない外野手。
今年は立命館大、大学日本代表の主将を務めるなどリーダーシップも発揮した。相当な自信家であり、他の選手にはないカリスマ性でまさに「辰己のチーム」を作れる。
関西人ならではのキャラクターも売りで、人気が出ること間違いなし。もう彼の虜になった方も少なくないのでは?
・スカウトコメント
担当スカウト:愛敬尚史
肩と足が魅力の選手です。田中選手と2人で外野陣を引っ張っていけると考えています。
ここにオコエ選手が加わって、また競争になってオコエ選手にも頑張ってもらって、若い選手が(一軍に)あがっていったら日本一の外野陣になると思っています。
・雑感
「うおおおおおおおおああああああああああああよっしゃああああああああああああ○×%△$□※&…」
石井GMが左手を挙げた瞬間、思わずそう叫んでしまった。実はそのとき、楽天陣営で集まり、Skypeで通話をしていたのである。
そう。他の方からすれば迷惑極まりないのである。
だがそれも仕方ないと言える、それくらい嬉しかった。サンキュー石井GM。
「獲れたら嬉しい10人」には挙げなかったが本当は1番欲しかった選手であり、今年のドラフトで、現在の楽天に1番必要な選手。それが辰己涼介だった。
皆さんご存知の通り、我が楽天野球団のウィークポイントは野手。
簡単な表で申し訳ないが、これは今季300打席以上立った選手の成績である。
打率は島内の.292(パリーグ8位)、OPS最高がこれまた島内の.805(パリーグ12位)。
規定打席のみで限定すると、本塁打以外全て島内が最高となっている。島内がいなかったらどうなっていたことか。考えるだけでも恐ろしい。
サンキュー島内。フォーエバー島内。などと喜んでいる場合ではない。
続いてリーグ成績。表を作るのはめんどくさかったため、これは箇条書きで。
・打率(リーグ最下位)
・本塁打(リーグ4位)
・出塁率(リーグ最下位)
・長打率(リーグ4位)
・OPS(リーグ5位)
まあそんなわけで、兎に角アレだ。野手が
ヤバいのである。
その野手難を少しでも解消するため、うってつけだったのが彼だった、という話。
ここまで即戦力即戦力で話を進めてきたが、 辰己の良さは「素材型でもある」というところ。
某チョコモナカジャンボの人が言っていた様に、「京田の体格から吉田正尚のスイング」という言葉が当てはまる選手である。
言ってしまえば「まだ全然細い」ということだ。秋山のような選手に、とは言われているが、更にビルドアップすれば柳田のようにもなり得る、そんな能力を持った選手と見ていいだろう。
僕はこの写真大好きなので是非見ていってください。サンキュー石井GM(n回目)
やったぜ。 pic.twitter.com/mjIpRrMWWX
— だんだ (@pokoda514) October 25, 2018
・期待する成績
1年目、彼に期待するのは勿論、レギュラー定着。
来年は恐らく、外野は島内を除いてレギュラー争いとなるだろう。
和基の台頭はあったもののフォームの変更もあり、来年以降も好成績を残せるとは限らない。
ということで残り2枠、激しい争いになるが勝ち取ってもらいたい。
また、彼はビッグマウスとして有名だがその宣言通り、1年目から.250 20本を期待したい。
2位 太田光
捕手 大阪商業大
・選手解説
「即戦力捕手」として見るのであれば彼が今年の大学NO.1。
スカウトが言う通り「勝てる捕手」であり、彼の魅力はやはり守備。構えを大きく見せたり、捕ってから投げるまでを速くするといった工夫など、1年からマスクを被りチームを6度の優勝に導いた経験は他の捕手にはないもので、プロでも活きてくる筈。送球精度には多少不安があるが、そこさえ改善できれば1年目から戦力として期待できる選手。
また、カウンタースイングを取り入れてから打撃が良くなり、今春のリーグ戦ではなんと打率.522を記録。外角への目付けが出来ており、嶋のような華麗な流し打ちを見せる。秋は肩の怪我の影響もあってか、主にDHで出場も結果はあまり残せなかった。
吉持と高校、大学が同じ。
・スカウトコメント
担当スカウト:愛敬尚史
勝たせてくれるキャッチャーです。特別に鉄砲肩(肩が強い)というわけではないですが、賢く、頭脳(タイプ)のキャッチャーで、人間的にもしっかりしていますので、辰己選手とは少しタイプが異なり、キャプテンシーがある選手だと評価をしています。
実際、高校・大学と7年間キャプテンをやっていますので、嶋選手に続くキャッチャーです。嶋選手を追い越すつもりでやってほしいです。
・雑感
やったあ!待望の即戦力捕手だ!
なんだよ、もっとポジれよ。絶対指名案件だった即戦力捕手やぞ。
堀内に湧いてるから仕方のないところはあるのかもしれないけど、ちょっと太田に関してはファンのポジり度が低いように思う。個人的に。
まあ肩の怪我と吉持という不安要素はあれど、実力、キャプテンシー含め嶋2世ですからね、彼。
次世代の捕手が欲しい今、そういう選手を獲れたというのは非常に大きい。
今季、捕手の出場試合数(他ポジション含む)は以下の通り。
嶋…113試合
山下…43試合
足立…20試合
堀内…12試合
石原…4試合
細川…2試合
まあ岡島も守っているが、今回は登録ポジションが捕手の選手のみということで除外。
見ての通り、ほぼ来年で35歳を迎える嶋に頼りっきりとなってしまっている。
山下さんをトレードで獲得したものの、送球精度の悪さ、捕手防御率4.43と正直任せられるレベルにはなかった。
終盤スタメンで出場し続けた堀内は守備面で抜群の安定感を見せ、来年のポジ要素に挙げられるだろう。しかし打撃に関してはもう1つというところ。
こういった捕手事情はどうしたら良いのか。
まあ早い話、使うしかない。小関の時のように嶋を無視して使い続けるというのも現実的ではないので、これからは嶋と若手捕手の併用を併用し、嶋の出番を徐々に減らしていく、というのが理想になってくるだろう。
その筆頭となるのが先程挙げた堀内なわけだが、そこに割って入れるのがこの太田。
解説でも書いたように、彼は守備(主にリード)面でかなり高い評価を受けている。
その実力は、太田が1年次に監督が「太田を100パーセント信頼し、出すサインには首を振らないように」と投手陣に伝えた程。
堀内は持ち前の明るさで投手を引っ張るタイプだとすれば、太田は頭脳派タイプ。
将来、このタイプの違う2人で投手陣を支えていくなんてことを想像してみよう。
楽天ファンの半分が昇天してしまうのは間違いないし、あの足立でさえ、思わずプリキュアのことを考えるのも忘れてしまうだろう。
また、捕手としてだけではなくキャプテンシーがあるのも大きな魅力。
茂木がキャプテン候補とも言われたが、気負いすぎて成績を落としてしまうことは目に見えており、避けたいところ。
そうなると嶋に次ぐ候補は太田になる筈。将来の正捕手としても、同時にキャプテンとしても期待したい。
ただ、彼を指名したことで残念だなと思ってしまったことが1つ。
兎に角これが見たかった…
・期待する成績
肩の怪我の情報もあり不安はあるが、それを踏まえての指名。
スカウトが推したのだから大丈夫と信じ、控えめではあるが来季は嶋、堀内との併用で40試合出場、打率.220を期待したい。
3位 引地秀一郎
投手 倉敷商業
・選手解説
星野さんの母校、倉敷商出身の逸材。
188cm84kgの体躯から繰り出される最速151km/hの直球に加え、高速スライダーを初めとした変化球も武器。荒さも目立つ投手だったが、今年はより実戦的な投球が出来るようになった。
甲子園出場とはならなかったが素材としては素晴らしいモノを持っており、世代NO.1と評価する人も。フォームが課題と言われているが、楽天の育成力を考えれば1年目後半には先発していてもおかしくない。
闘志溢れるピッチングを魅せるが、チームメイトによると「天然キャラ」とのこと。
・スカウトコメント
担当スカウト:山下勝己
150km/h近いストレートを投げるところが一番の魅力です。将来はチームの顔となるようなタイプの選手になってもらいたいと思っていますので、ストレートでがんがん押していってほしいです。
剛速球というか力のあるボールを投げる選手です。倉敷商業高校出身の星野副会長の魂を引き継いで、プロでも暴れてもらいたいです。
・雑感
これが運命力か。
星野2世と言われる投手を楽天が指名することになろうとは。もうこれは決まっていたこととしか思えない。
正直な話、よく残っていたなと思った。
というのも、2位折り返しで指名されると思っていたので。実際それくらいのポテンシャルを秘めた投手。
岸や美馬の高齢化、則本のメジャー挑戦を考えると先発候補は欲しかった中で、彼を獲得できたのは大きい。
フォームが課題と言うことで、ヨシコに任せてどう化けるのか非常に楽しみ。
それともう1つ。
天然キャラの時間だあああああああああ
他球団ファンの方はあまりピンと来ないかもしれないが、楽天ファンなら絶対こう思っている筈。
楽天には変人は活躍するという謎の非公式ジンクスがありまして。
もう活躍間違いないな!
よしポジれた。もういいや
・期待する成績
身体は割と出来ているので、最初から投げられるだろう。ということで1年目は2軍で60イニング以上を期待したい。ちなみに藤平は79イニング。
4位 弓削隼人
投手 SUBARU
・選手解説
193cm105kgの体躯から投げ込む最速149km/hの直球が武器のスリークォーター左腕。
持ち味は規格外の身体に加え、右打者の内角を鋭く抉るクロスファイア。変化球は縦横2種類のスライダー、そしてカーブ。
日大時代はそこまで騒がれることはなかったが、SUBARUに入社後球速が伸びた。149km/hを計測したのはつい最近の話で、社会人投手ではあるがまだまだ伸びるだろう。
本人曰く石井GMが目標。
・スカウトコメント
担当スカウト:沖原佳典
190cmの長身で、スリークォーターから勢いのあるボールを投げる、スケールの大きい規格外の選手です。
和製ランディ・ジョンソンということで、先発・中継ぎ、どこでもいける貴重な左ピッチャーです。楽天イーグルスの投手陣(の中)で、(勝利に)貢献すると確信しています。
・雑感
まさかここで、しかもうちが指名するとは
というのが正直な感想。いや変な意味じゃなく。普通に驚いた。
聞くところによると石井GM枠とのこと。
「ああ、石井GMはこういう左腕が好きなんだなあ」というのが非常によく分かる指名となった。
また、193cmは広島・ジョンソンと同じということでNPB最長身左腕に。しかし最長身好きやなこの球団は
これファンの方の反応を見てるとそこまで気にしていないようだが、もしかしたら物凄い強みになるかもしれない。それこそ高梨並みに。
ファンミル?アレはデカいだけだったから別よ
考えてもみてほしい。これは非常に単純な話。
193cmの左腕がジョンソン以外いない。しかもジョンソンがいるのはセリーグ。
つまり、パリーグでは中々お目にかかれないタイプの左腕ということ。
IQ20くらいの文章を書いてしまったが、実際これが良い方向にいったときを考えると非常に楽しみである。
・期待する成績
リリーフ左腕が高梨以外あまり良くなかったということで、個人的には中継ぎとしての起用を期待したいところだが、先発もできるということで2つ。
先発であれば30イニング、中継ぎであれば30試合登板。このどちらかを達成できれば十分戦力として数えられるだろう。
5位 佐藤智輝
投手 山形中央
・選手解説
山形出身の最速144km/h本格派左腕。
184cmの長身から投げ下ろされる力強い直球、大きく変化するカーブにスライダーを交える。
持ち味は気持ちを前面に出す投球で、憧れは田中将大。
未知数な面も多々あるが、将来性は十分。沈む、落ちるという変化球を持っていない為、覚えたら化ける可能性も。
・スカウトコメント
担当スカウト:宮越徹
細身ですが身体に力があり、向かっていく気持ちを前面に出して投げていくピッチャーなので、そこを見てほしいです。
身体が強いのが一番の魅力で、球速もこれから上がるでしょうし、先発でも必ず活躍してくれると思っています。ゆくゆくはチームを背負って立つピッチャーになってほしいと思います。
・雑感
5位佐藤、ハア?なんてどうか言わないでほしい。
「誰だよ」と思った方も多いのではないかと思われる。かくいう僕もあまり知らなかったのだが。
だからこそ意外や意外。まさかここで指名するとは。というのが正直なところ。
うちは本格派タイプの高卒左腕はこれまであまり指名しておらず(森くらい)、ここは石井GM体制になって変わったポイントと言えそう。
そして山形出身。
これは個人的にも応援しなければ(使命感)。
因みに彼、オリンピックや国際大会などトップレベルの大会で活躍する選手を輩出するために作られた「YAMAGATAドリームキッズ」の2期生。
去年のドラ1、吉住が1期生だった。
山形中央出身というところも個人的に楽しみな点の1つ。
最近プロ入りする選手が出てきたのだが、2014ドラ1の阪神・横山、今年のドラ4である同・齋藤といずれも進学、入社してから上位候補になっているのだ。
その他にも日ハム・石川と、県立高校ということもあってか卒業後に伸びている投手が多く、佐藤もその1人になれる可能性は十二分にある。
・期待する成績
最初は身体作りから入るだろう。ということで1年目からの登板はあまり期待できないと思われる。そこで期待値は2軍で10イニングとしておく。
6位 渡邊佳明
内野手 明治大
・選手解説
よく「まご」の愛称で親しまれている(?)選手。
横浜高校の名将、渡邊元監督の孫ということで注目されてきた。大学日本代表で明大のショートで今秋の首位打者。長打は少ないが三振率が非常に低く、バットコントロールが持ち味。
コンバート1年目で即戦力ショートとして守備は厳しいが、内野を全て守れるのは強み。内野の層は間違いなく厚くなるだろう。
・スカウトコメント
担当スカウト:後関昌彦
この秋、東京六大学リーグで首位打者を獲得した技術力(が魅力です)。バットコントロールが非常にうまい選手で、大きい(当たり)はそれほどないですが、広角に打ち分けるバッティングが一番の魅力です。
守備に関しても今年からショートを守り、内野どこでも守れるという意味では、いろんなポジション、いろんな状況の中で使いやすい選手です。
もう少し身体の力をつけて、うまさとパワーを兼ね備えれば、十分一軍のレベルでやっていけると期待しています。
・雑感
脅威の三振率の低さ。
いや本当に。歴代でもいないくらいなのではないだろうか。
じゃあ調べるしかないな!
まあ簡単に。最近5年間でプロ入りした三振率が低めな主な六大学出身野手。
岩見(23.6%)や和基(25.2%)等、三振率があまり良くない選手は除外してます。
これで説得力があるかは分からないけど、5.1%はとんでもない数字。
どれくらいすごいかというと、三振少ない!って言われてた首位打者を取ったときの川端が7.7%。14年銀次が8.8%。15年中村晃が8.0%。
…もういいだろう。兎に角それ程のバットコントロールを持った選手なのだ。
今は長打力不足と言われているが、もしこのバットコントロールに長打力が付けば脅威なんてものではない。
また、内野を全て守れるユーティリティ性も強み。
大学ではショートを守り倉本2世なんて言われているが、今年ショート転向1年目だからね、仕方ないね。あまり言われないけどここで獲れたのは美味しいんです。
他ポジションは問題なく守れるし、プロで鍛えればもしかしたらショートも守れるようになるかもしれない。そうなってくれるとありがたいんだけども。
島内に次ぐ明大のドラ6で、超有能後関スカウトが担当ということで、活躍してくれるでしょう。
・期待する成績
1軍に割って入れるかどうかというのが先ずあるが、彼のバットコントロールがあれば遅かれ早かれ、いつかチャンスは巡ってくる筈。30試合出場、打率.260を期待したい。
7位 小郷裕哉
外野手 立正大
・選手解説
高い身体能力に加え、長打の多さが魅力のアスリート系外野手。
「パワーと足の両方がないと打てない」という三塁打にこだわりを持っている。盗塁も出来、塁上でも掻き回せる楽天にはいないタイプの選手。
春先に楽天と練習試合を行った際には、釜田からライトオーバーの2塁打を放った。
沖原スカウト曰く「辰己と同じくらいの評価」。
・スカウトコメント
担当スカウト:沖原佳典
とにかく身体能力が高く、走攻守、三拍子そろった選手です。肩の強さ、足の速さ、バッティングが強みで、バッティングに関してはシュアでありながらパンチ力もありますので、打率、またホームランも期待できる、スピードのある選手です。
レギュラーを取る力がありますので、走攻守すべてにおいてファンを魅了するプレーをするので、そのあたりを期待しています。
・雑感
「えっ 今年はこんなところで獲って良いのか!!」その1。
ああ…しっかりポジれ
本来なら中位で指名されてもおかしくない選手なのよ、彼。
実際仮想ドラフトでは3位で指名しようとしてたくらいで、遅くても5位くらいで指名されるかと思っていた。
後に「指名前に電話があった」という記事が出たわけで、石井GMの有能さがまたも露呈してしまった。
そして「獲れたら嬉しい10人」の中から唯一指名されたということで、
泣くほど嬉しかった(大嘘)
走攻守3拍子揃っているという沖原スカウトの評価だが、特に打撃、走塁が持ち味。
打撃に関しては確実性という面ではもう1つ、というところがあるかもしれない。
が、50m5.8秒と足が速いのもあって長打が多く、二塁打、三塁打を量産出来るような打者になれる。東都通算本塁打は6本だが、いずれもプロ注目投手から打っている。4年から選球眼も付き、出塁率も高くなった。
そして1番の強みはその脚を活かした走塁。
小郷自身も言っているように、盗塁に関しては結構上手い。島井なんか目ではない。
「2代目・杜の都のスピードスター」として期待出来る素材であり、楽天に不足している機動力を補ってくれる存在となるだろう。
ただ、守備は正直上手いとはいえない。肩は強いが外野守備は経験が浅く、普通に守れる程度。
まあ岡島も最初はそんなもんだったし、上手くなる可能性は十分ある。
そこ、下手になるかもしれないとか言わない。
個人的には沖原スカウトが推した野手ということで非常に楽しみ。
というのも、2015年からスカウトを勤める同氏だが、これまでに担当した野手は茂木栄五郎、田中和基の2名。他に推したことが分かっているのは清宮と、野手に関する目利きは間違いない。
投手?池田だけやぞ
まあ沖原スカウトのインタビューなんかもありますので、気になる方はこちらをどうぞ。
・期待する成績
彼にはスタメンの座を争ってほしいところだが、1340万円に変わる牽制死しない代走としての役割も期待したい。
ということで1年目は10盗塁くらい、出来れば15盗塁くらいは達成してもらいたい。
8位 鈴木翔天
投手 富士大
・選手解説
春まではドラ1候補だった最速149km/h左腕。昨秋は東北の大学リーグで史上初の完全試合を達成した。
制球が良く、右打者の内角に食い込むクロスファイヤーと切れの良いスライダー、チェンジアップが武器。
4月に発症した肘痛の影響で春は投げられず、秋も満足な成績は残せていない影響で評価を落としており心配な点はあるものの、復活すれば即ローテに入ってもおかしくない好投手。イケメン。
・スカウトコメント
担当スカウト:宮越徹
頭の良い選手で、落ち着いてきっちりと試合を作るピッチングをしてくれる選手なので、安心して試合に出せると感じています。ジャイアンツの内海選手のようなタイプです。
すぐにでも一軍に食い込んで、1日も早く一軍で頑張ってほしいと思います。
・雑感
「えっ 今年はこんなところで獲って良いのか!!」その2。
おかわりもいいぞ!
今年のドラフトで1番驚いた指名だった。
選手の「格」というものを考えればこんな順位で獲れない、というかこんな順位で獲ってはいけない選手である。
「某 社会人チームに内定をもらっていたのに楽天が強行指名した」なんて情報も流れ、ドラフト会議直後にはちょっとした論争にもなった。
まあ真意は当の本人たちにしか分からないのだが、入団には前向きな様子。
これも恐らく、小郷と同じように指名前に確認があったと推測される。
めんどくさいのでこの件は石井GM有能で片付けておくことにしよう。
しかしよく獲れたよなあ、と思う。
前述した通り怪我もあって評価は下げたものの、本来はドラ1候補の左腕をここで指名出来たのは非常に大きい。
万全であれば本当に塩見くらいはやれるような、今ドラフトNO.1左腕だからねぇ。
楽天もこんな指名が出来るようになったかと、感心したものです。
さて翔天本人についての話ですが、本格的に投手1本になったのは大学に入ってから。高校時代は外野メインで投手もやっている、といった感じでした。
つまり使い減りしていないということ。怪我はしていますが、これから長くプロで投げていく上でこれは大切。
また「野球小僧」と言われる性格も彼の魅力の1つ。
本人曰く「休日はだいたい練習している」らしい。そういえばうちにもそんな選手がいたような気がする。
そして野球に集中するために、地方にある富士大を選んだとか。
インタビューでも「楽しい」「気持ちいい」などの危険なワードが飛び出し、野球を楽しんでいる様子がひしひしと伝わってくる。
・期待する成績
怪我は7~8割くらいまで回復しているとのことだが、先ずは万全にするところから。
その関係もあって出場するのは主に後半戦からとなってもおかしくないが、5勝くらいは達成してほしい、そう思える選手だ。
育成1位 清宮虎多朗
投手 八千代松陰
・選手解説
清宮に名前が似ており、TDNの母校出身ということで去年から注目されていた190cmの超大型右腕。最速は145km/h。
千葉選抜に選ばれ、台湾遠征したことも。まだまだ伸びる未完の大器であり、切れ味鋭いスライダーに縦に大きく割れるパワーカーブが使えるというのも面白い。
・スカウトコメント
担当スカウト:後関昌彦
身体の大きさ(が特徴です)。そこから投げ下ろすMAX145km/hの速球で、まだ粗削りな部分は大きいですが、大きく育つのではないかと期待の選手です。
体力強化が最初になると思いますが、身体ができてきたときに(エンジェルスの)大谷選手のように大きく育ってくれたらと、期待の選手です。
・雑感
1位清宮。やったぜ。
1年越しの指名。成し遂げたぜ。
実はこの指名を予言していたものがいた。
ワイである。
清宮虎多朗(八千代松蔭)とかあるかな😎 https://t.co/pEK8e9UqmF
— だんだ (@pokoda514) January 13, 2018
ジントシオ…八千代松蔭…清宮指名不可避やんけ
— だんだ (@pokoda514) April 17, 2018
いやあ、すごい。
これは偶然ではなく必然であるということが明らかになった瞬間である。
しかし困った。また有名になってしまう。
これからは島井ファンのことも考えてツイートしなければ。いやはや、参ったなあ。
なんか名前や高校だけで注目されているみたいになっているが、楽天の投手育成力を以ってすれば彼も育つのではないかと見ている。
来季は岩隈が帰ってくることも予想されるため、是非直接指導してもらって「量産型岩隈」として期待したいところだ。
・期待する成績
最近の育成選手を見ると、主に身体を作りながら育成試合で登板する、というケースが多くなっている。その為、清宮も例に漏れず育成試合中心となりそう。そこで、2軍で初登板というのを1年目の期待値としたい。
育成2位 則本佳樹
投手 山岸ロジスターズ
・選手説明
則本の実弟として数年前から注目されていた投手。
最速145km/hとそこまで速くはないが、多彩な変化球を操る。兄とは違い、打たせて取るタイプの投手。
イケメン。則本兄弟のグッズが出ることは先ず間違いない。
・スカウトコメント
担当スカウト:山下勝己
キレのよいストレートを投げますし、変化球もいろいろなボールを投げられますので、非常に楽しみなピッチャーです。
楽天イーグルスに在籍している則本選手(兄)に負けないくらい気持ちの強さを持っているので、それを前面に押し出して頑張ってほしいと思います。
・雑感
うちってこんなサプライズ指名出来たんだ。
今年指名された選手で1番驚いたんじゃないかな?
正直、指名されるとは思ってなかった。うん。
最近は名前も聞かないようになってきていたからねぇ。
今年の公式戦防御率は8.85とお世辞にも良いとは言えないが、ヨシコの元で球速が伸びればワンチャンあるかもしれない。くらい。
指名意図は分からんでもない。
因みに山下スカウトは中国・四国担当なのに何故静岡にいる則本弟の担当なのか。分かる方はいるだろうか。これが分かる人はそんなにいないだろうし、分かったら凄い。
則本弟と同じ、近大出身だからである。
本音を言うと僕はこういう言ってしまえば営業や露骨なコネみたいな指名、あまり好きではない。
頑張ってほしいのは確かだし、ここから伸びたら凄いけども…
まあdisはこの辺にして、ポジっていこうと思う。
コネ入団で主力になった選手がうちにはいるではないか。
そう。
パルプンテの使い手、我等が島内教祖である。
島内のように、これから成長して周りに影響を与えられるような選手になるその瞬間を楽しみに待ちたいと思う。
グッズ売り上げも見込めるしな!!
手抜きとか言わないで(小声)
・期待する成績
育成とはいえ来季で25歳。解禁組の大卒社会人と同じ年齢であるため、そうゆっくりとは待ってもらえないだろう。育成で入ったが、来年が勝負の年となる。
ということで彼には目標ではなくノルマを設定する。2軍で2点台をノルマとして頑張ってほしい。これが出来るか出来ないかで、来年の契約が大きく変わってくる。
所詮コネだったと言われないよう、頑張ってほしい。
総評
やっとここまできた。長かった。ワイお疲れ様。
さて、総評に移りたいと思う。思うんだが書く気力がない。もうTwitterの方で書いちゃったんだよなあ…
まあそんなこと言ってられないので、簡単ではあるが今回のドラフトを纏めたいと思う。
先ずは良かった点から。
今回のドラフトで良かった点
・将来の左右の先発候補の指名
・リリーフ左腕の指名
・即戦力捕手の指名
・即戦力内野手の指名
・即戦力外野手の複数指名
将来の左右の先発候補の指名
先発に関しては12球団で見ても上位レベルを誇っている楽天だが、主力の高齢化が迫ってきているのもまた事実で、緊急性がないとは言えそちらにも目を向けたいところだった。
個人的には緊急性がないと判断しており来年でも良いかなと思ってはいたが、楽天としては早めに手を打っておきたかった様子。
結果的に引地、翔天と左右の好投手に加え、未知数ではあるものの将来性抜群の佐藤を指名することに成功。先発の枚数が増え、更に層が厚くなったのは来年以降活きてきそうだ。
リリーフ左腕の指名
今季もリリーバーの防御率は良かったものの、代わりとなる選手がいなかった。特に左腕はそれが顕著に出ており、高梨が70試合登板と1人だけに大きく負担がかかる結果となってしまった。
そこで長身左腕の弓削を指名。石井GMの色が出た指名とはなったが、楽天だけでなくパリーグにいないタイプの左腕ということで初物感(?)がより強くなることは間違いない。
彼が機能すれば大きな戦力となるし、しなければ去年と同じ状況になってしまうことも考えられる。果たしてどうなるか。
即戦力捕手の指名
嶋が来季35歳で打撃、守備面両方でキツくなってきており、今年絶対に指名しなければならないということで春先からずっと話題に上がっていた捕手問題。
そこに一石を投じる形となった太田の上位指名。もしかしたら高い、と感じる方も多いかもしれない。だが指名したことによる利点もある。
それは上位指名を割いたことである程度使わざるを得ないという状況を作ることが出来るということ。聞こえは良くないかもしれないが、次のレギュラーを育てるため、という嶋の出場機会を減らす動機にはなる。
嶋への依存から脱却できるか、誰が正捕手の座を掴むのか、この2つは来季の注目ポイントになってきそうだ。
即戦力内野手の指名
今年も今江や藤田等ベテラン勢に頼る機会も多く、強行出場もあった内野陣。理解不能な場面での「代打・直人」に不満の声も上がり、層の薄さが露呈した。
西巻や山﨑、内田といった明るい材料はあったものの、そもそも駒が足りない。そこで、内野なら何処でも守れ、バットコントロールというプロでも大きな武器となれるモノを持つ渡邊を指名。プロでショートを守れるレベルまで到達するかどうかは分からないが、間違いなく内野の層は厚くなった。
来季の内野陣は実質白紙の状態。茂木を始め山﨑や内田、渡邊らで争い、誰がどのポジションでレギュラーを掴むのか注目だ。
即戦力外野手の複数指名
春先は「層が厚く、激しいレギュラー争い」と言われた外野陣も、蓋を開けてみればからっきし。誰も成績を残せず、島内が離脱してからは唯一当時3割を超えていた(29)だけが希望と、地獄の日々が続いた。
島内の復帰後は田中和基の台頭という明るい材料はあったものの、言ってしまえばそれだけ。変に1軍に帯同させてしまったせいで1軍最低保障年俸1340万を払わなければならない牽制死の達人が現れ、オコエ、八百板ら若手も伸び悩んだ。
そこで今回のドラフトで2人の外野手を指名。辰己は勿論レギュラーを奪うことの出来る能力を持っているが、小郷もそれが可能な力を持つ選手。打率.190(29)、八百板、1340万(28)は特に危機感を持ってプレーしなければならない。
外野手に競争意識が芽生え、レギュラー争いがより活発になることに期待がかかる。
すごい疲れた。
では皆さんここらで一休みしましょう。
こちらをどうぞ。
https://kids.yahoo.co.jp/games/sports/013.html
皆さん一休みできましたか?
では次に惜しかった・謎な点。
惜しかった・謎な点
・ショートの順位想定
・高校生サードの指名なし
・育成2人のみ
ショートの順位想定
3位で木浪を獲れなかったというのが先ず1つ。ここで獲れていれば来年の起用の幅がだいぶ広くなっただけに、これは結構痛かった。渡邊と既存の選手でどう乗り越えるか注目。
また、2位で天理・太田を指名する予定だったという上岡元スカウトの本当か嘘か分からない発言もあった。ショートのプロスペクトはいるためそこまで重要視する必要はないのだが、来年以降も指名をしていく上で順位想定はもう少ししっかりしたいところ。
高校生サードの指名なし
今季の楽天には2軍で育てるためのサードがおらず、内田が1軍に上がってからは本職ではない選手が日替わりで守っている状態が続いていた。
今年は上位候補の高校生サードも多く、補強ポイントであるため指名するかと思っていたのだが楽天は見送った。
内田との年齢があまり離れていないというのが理由かと思われるが、来季の2軍のサードは今季と同じように本職でない選手で回すのか、戦力外から獲るのか。オフの1つの注目となる。
育成2人のみ
ここ数年育成試合をやってきたわけだが、毎年野手の数が足りず、投手を守備に就かせたり打順を8人で回したりと何かと相手チームに迷惑をかけることもある。
この状況を解消するためにある程度野手を指名すると思っていた。
が、指名したのは投手2人のみ。この指名人数にはどうしても疑問を感じずにはいられなかった。
ライトを守れるこの選手
もいなくなってしまったことだし、本当にどうするのかなあ。
まとめ
今回は2018ドラフトについて振り返ってきたが、最後に点数をつけて終わりたいと思う。
狙った選手を指名出来なかったり、指名後の論争はあったが、全体的に見て良い選手を獲得出来たことは素直に評価出来るだろう。
結果、即効性のある指名になり、来季勝ちにいくという石井GMの姿勢が見られたのは非常に良かった。
これは育成を重視するということにも繋がる。
若手を育成するには、今季のように若手を早い段階で1軍に上げるのを防ぐことが必要になってくる。力が付いていない中途半端な状態で上げることで築き上げてきたものが崩れてしまう可能性があるからだ。
それを言及していたのがこの記事。
2軍で育成体制を整えるために、1軍の戦力を安定させるための指名だった。
疑問の声も少なくなかったが、そう考えると納得出来るドラフトになったのではないだろうか。
それを踏まえて今年のドラフトの点数は…
85点
としたい。
もちろんこれは個人的な意見であり、人によって様々だと思う。
そしてドラフトの点数は直後だけで付けられるものではない。数年後良かったと言えるものもあれば、その逆も勿論ある。
数年後に良かった、大正義だったと言えるようなドラフトになっていることを願い、この記事の締めとしたい。
ここまで付き合って読んで下さった方、本当にありがとうございました!
雑コラ過ぎる?知らないよ(暴言)
まあ長い記事になってしまい申し訳ない。
勿論反省はしていない。
終わったのでもう1回どうぞ!楽しいよ!
https://kids.yahoo.co.jp/games/sports/013.html
次回はなにしようかなあ。ブログ引退しようかなあ。もしかしたらアンケートでも取るかもしれません。
ではまたの機会に。